昨日の続きです。
過去問24年度1回~26年臨時試験までの傾向と対策。
昨日、「運行管理者の業務」と「点呼」が20設問文という話をしました。
あと2つ、20設問文があります。
それは「記録」と「報告、速報」です。
これを加えると全部で80設問文です。
5年間で貨物自動車事業法の設問分は約150弱ですから、その50%がこの4つの分野からの問題文になります。
ですから、この4つの分野は重点分野ですから外せません。
全部は説明できないのでまず、「運行管理者の業務」の間違っている設問文と解答を抜粋します。
参考にしてください。
運行管理者の行わなければならない業務
1 休憩又は睡眠のための時間及び勤務が終了した後の休息のための時間が十分に確保されるように、国土交通大臣が告示で定める基準に従って、運転者の勤務時間及び乗務時間を定め、当該運転者にこれらを遵守させること。
間違い。
休憩又は睡眠のための時間及び勤務が終了した後の休息のための時間が十分に確保されるように、国土交通大臣が告示で定める基準に従って、運転者の勤務時間及び乗務時間を定め、当該運転者にこれらを遵守させることは、事業者の業務である。
2 従業員に対し、効果的かつ適切に指導及び監督を行うため、輸送の安全に関する基本的な方針を策定し、指導、監督及び特別な指導を行うこと。
誤り。
輸送の安全に関する基本的な方針を策定し、指導、監督及び特別な指導を行うことは、事業者の業務である。
3 乗務員が有効に利用することができるように、休憩に必要な施設を整備し、及び乗務員に睡眠を与える必要がある場合にあっては睡眠に必要な施設を整備し、並びにこれらの施設を適切に管理し、及び保守すること。
誤り。
休憩・睡眠に必要な施設を整備し、これらの施設を適切に管理し、及び保守することは、事業者の業務である。
4.乗務員が有効に利用することができるように、休憩に必要な施設を整備し、及び乗務員に睡眠を与える必要がある場合にあっては睡眠に必要な施設を整備し、並びにこれらの施設を適切に管理し、及び保守すること。
誤り。
休憩・睡眠に必要な施設を整備、管理及び保守することは、事業者の業務である。なお、運行管理者の業務は、事業者によって整備された当該施設を適切に管理することである。
5.事業用自動車について、構造及び装置並びに運行する道路の状況、走行距離その他事業用自動車の使用の条件を考慮して、定期に行う点検の基準を作成すること。
誤り。
定期に行う点検の基準を作成することは、事業者の業務である。
6.運行管理者の職務及び権限、統括運行管理者を選任しなければならない営業所にあってはその職務及び権限並びに事業用自動車の運行の安全の確保に関する業務の処理基準に関する規程(運行管理規程)を定めること。
誤り。
運行管理規程を定めることは、事業者の業務である。
7.運行管理者の職務及び権限、統括運行管理者を選任しなければならない営業所にあってはその職務及び権限並びに事業用自動車の運行の安全の確保に関する業務の処理基準に関する規程(運行管理規程)を定めること。
誤り。
運行管理規程を定めることは、事業者の業務である。
8.休憩又は睡眠のための時間及び勤務が終了した後の休息のための時間が十分に確保されるように、国土交通大臣が告示で定める基準に従って、運転者の勤務時間及び乗務時間を定め、当該運転者にこれらを遵守させること。
誤り。
運転者の勤務時間及び乗務時間を定めることは、事業者の業務である。
9 所定の運行管理者資格者証を有する者、事業用自動車の運行の安全の確保に関する業務について2年以上の実務の経験を有する者又は、国土交通大臣が認定する講習を修了した者のうちから、運行管理者の業務を補助させるための者(補助者)を選任することができる。(これは運行管理者の選任に関する問題。)
誤り。
補助者に選任できるのは、所定の運行管理者資格者証を有する者又は、国土交通大臣が認定する講習を修了した者である。事業用自動車の運行の安全の確保に関する業務について2年以上の実務の経験を有していても補助者にはなれない。
どうですか、設問分で誤ったものだけを抜粋しましたが、こんなに繰り返し出題されていることが理解できたと思います。
明日は、記録について。