うにです(・∀・)

 

 

最近は医師免許申請手続きのための書類を集める手続きや、新しい生活に向けた手続きで色々なところに行ったり来たりしています^^;

 

 

ネットで匿名だから言えるのですが、わたしは学歴コンプレックスを持っていました汗

 

 

親がサラリーマンなので私立の医学部は学費が高すぎて行くことができず、第一志望の地元の国立医学部はどう頑張っても二次試験で合格点が取れそうになかったので、過去問を解いて「これなら合格点とれそう!」って思った地方の医学部に志望変更して無事合格し、今の大学に通っています。

 

大学に入った当初はその大学の人と会う機会があると、羨ましいって思うことも多く、実際にその人に「いいなぁ」って言ったりしたこともありました。でも、それは外から見てるだけで実際にその大学の生活を体験していないからそう言えるだけで、その人に「カリキュラムが非合理的で意味のない負担が大きい」「大学が保守的すぎてLGBTへの配慮がなくて、当事者の知り合いもすごく苦労している」(←LGBT関連のイベントだった)という話も聞いて、むしろ今の大学でよかったかもって思うようになりました。大事なのは「どの大学にいるのか」ではなく、「大学で何をするのか」ですね。

 

わたしが大学に入る一番の目的は、医師になって自立することであって、有名大学卒業っていう学歴を得ることじゃないこと、そして今その目標に向かって着実に前進していることに気づきました。もし第一志望の大学に入っていたら、辛くて途中でドロップアウトしていたかもしれません。

 

 

こういうことって実は、GID(性同一性障害)にも当てはまる話なのではないでしょうか?

 

 

中学・高校生の頃、完全な女性になりたいと思っていたし、お嫁さんになって子供も産みたいって考えてました。(今でもできたらいいなって思ってますが・・)

そしてそうなりたいと思うばかりで人生が嫌だって思い、引きこもったりもしました。

でも、そうなったら幸せになれるかもしれないけど、そうなることでしか幸せになれないわけじゃないって今では思います。女性として生活したいとか、美人だっていろんな人から言われるように化粧技術を磨くとか、女性として就職するとか、自分にとって到達可能な目標を設定して到達することの繰り返しで人生はいくらでも充実させることができると今では思います。

 

もっというと、人間が想像できることの多くは実現可能で、将来的にはiPSの技術を応用して自分の細胞から女性生殖器を作成して移植したり、ウイルスの技術を応用してY染色体をX染色体に置き換えたりする技術も開発されるんじゃないかなって思うし、完全な女性になりたいっていう目標も現実化する可能性はあると思います。わたしも機会に恵まれたらそういう研究もしてみたいですねニコニコ

 

 

人生の究極の目標は幸せになることだと思います。わたしにとって女性としての社会的地位を得るのは幸せになるための手段にしかすぎないのかなと思います。

すっっっごく高い目標を定めて苦しいと思っている方がいましたら、幸せになるには本当にその目標を達成するしかないのか、目標を別のものに変えたり、低いものに変えたりできないのか、考えてみるといいかもしれません。

 

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こんにちはキラキラ

 

私のように社会的に元男性ということを知られずに、女性として扱われることを一つの目標にしている性同一性障害の方にとって、戸籍の性別変更は避けては通れないことだと思います。少なくとも今の日本のように公的証明書に戸籍の性別が記載されているような社会では汗

 

他の方の性別変更手続きの体験談はとても参考になったので、誰かの役に立てたらいいなと思い、私もどういう流れで変更したのか記録しておこうと思います照れ

 

 

【戸籍の性別変更】

[条件]

以下を満たすこと
①2人以上の医師に性同一性障害との診断を受けていること

②20歳以上であること

③現在婚姻しておらず、未成年の子がいないこと(未成年→20歳未満で未婚)

④生殖腺がない、または永続的に機能を欠く状態にあり、外見が変更後の性別に近似していること(つまり、SRSを受けていること)

 

[申立先]

居住地の家庭裁判所

管轄裁判所(裁判所HP)→http://www.courts.go.jp/saiban/kankatu/index.html

 

[費用]

収入印紙、切手費用(合わせて3000円もあれば十分かと思います)

 

[必要書類]

①申立書

  書式、書き方(裁判所HP)→http://www.courts.go.jp/saiban/syosiki_kazisinpan/syosiki_01_22_02/index.html

②戸籍謄本

  「生まれてから現在までのもの」が全て必要です!(私は2枚ありました)

③所定の事項の記載のある2人以上の医師による診断書

  →診断書は2通でも、連名のもの1通でもOK

  →精神科でなくてもOK

④収入印紙(800円)と、切手(裁判所によって違う)

⑤その他

  • 私が申立した裁判所では、住民票(発行から3ヶ月以内のもの)も必要でした。
  • 他に、医師国家試験の申し込みのために早く審判してもらう必要があったので、それを示す資料も提出しました。

 

診断書について、私の場合は、診断書は通院していたジェンダークリニックの先生に書いていただき、もう一人はお世話になっていた精神科の先生に書いてもらいました。

要件を満たしていれば入手方法は問われないです。(極端な話、自分で診断書のベースを書いて、医師免許を持つ知り合いにサインをもらうっていうのも大丈夫なはずです。その場合でも、産婦人科か泌尿器科で現在の外見の診断書を作成してもらうこと、染色体検査を別途行うことは必要だと思います。)

診断書の書式は厚労省のHPにあります↓

http://www.mhlw.go.jp/general/seido/syakai/sei32/

 

私の場合は医師国家試験の申し込み期限が迫っていて、戸籍の性別を書かなくてはいけないこと、初期研修病院には女性として内定をもらっていて、医籍登録の性別等から男性であることが知られると最悪の場合は虚偽申告として内定取り消しや解雇される可能性が考えられることを申立書に記載して、「医師国家試験の施行について」のコピーと「内定証明書」を添付しました。急いで欲しい正当な理由がある場合は申立書でアピールして、それを示す証拠も添付したら、それなりに考慮してもらえると思います。

(はじめは受付で「結構時間かかりますよー」っていう感じだったのですが、書類一式を見せたら、「お急ぎの事情はわかりました。なるべく早く審判が必要ということは伝えます」みたいに私の方が恐縮してしまう感じの反応があせる

 

[審判のスケジュール]

10月28日 家庭裁判所に申立書類一式を提出

11月4日   家庭裁判所から照会書が届く

  • 照会書→①本当に変更を希望しているか ②申し立ての経緯 ③その他 を書いて送付してくださいというもの
  • 内容によっては裁判所に来てもらう必要はないですよーってことが書いてあったので、②をこれでもか!っていうくらい詳しく書いて提出しました(A4を10枚くらい。裁判所、忙しいのにすみません)

11月7日    照会書の回答を作成して家庭裁判所に提出

11月9日    8日付けで性別変更を認める審判がされたという審判書の謄本が届く

11月23日  性別変更された戸籍を入手!

→法律上、異議申し立て期間として2週間が設けられているので、審判から戸籍変更されるのにどんなに急いでもそれだけかかると裁判所で言われたのですが、11月16日付で戸籍の内容が変更されてました。。。1週間で変更されるっていうのが正しい?

(11月25日  無事、医師国家試験志願書の提出完了!(-^□^-)

 

[まとめ]

申し立てをしてから3週間ちょっとで戸籍変更することができました(最短だと2週間でできそう)。状況によっては1ヶ月以上かかることもあると思うので、急ぎの場合は特に早めに申し立てをするのがいいです。裁判所によって出頭する必要の有無や、費用、必要な資料が違うそうなので、詳しくは管轄の裁判所に確認してみましょうビックリマーク

 

裁判所のHP(性別の取扱いの変更)

http://www.courts.go.jp/saiban/syurui_kazi/kazi_06_23/

 

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こんにちはひらめき電球

 

国立大学前期入学試験の合格発表がありましたね。

 

6年前の今頃は合格できているか心配で、気が気じゃありませんでした。

試験の前日に普段解いていた数学のテキストが全然解けなくて焦って予備校の先生に電話、「今まで頑張ってきたんだから、あなたなら大丈夫!!美味しいもの食べて、リラックスしなさい」っていうアドバイスをもらって、ちょっとお高めのご当地グルメを食べて早めに寝ました。

そのおかげか、当日は落ち着いて試験を受けられましたが、それでも試験のデキに全然自信がなくて、現役の時に合格できなかった時の自分を否定されたような悲しくて悔しい気持ちを経験したこともあったので、余計に不安でそわそわしていました。

 

それだけに、合格した時の「あれ?番号がある。。もしかして、受かっちゃった??」という半信半疑ながらもだんだんと湧き上がってくる嬉しい気持ち、勢いのまま予備校や高校の先生などいろいろな人に電話して「受かっちゃったかもしれません!」(←書類が届くまでは半信半疑だった)って報告したこと、入学手続きの書類が届くのを今か今かと待ちわびたこと、その数日後に東日本大震災があって大変だったこと、今でも鮮明に思い出します。

 

合格された皆様、本当におめでとうございますビックリマーク

 

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こんにちはビックリマーク

うにですウインク

国家試験の合格発表が来週に迫って、ちゃんと合格できてるのかドキドキしてます汗

 

MtF(男性から女性へ)の性同一性障害の方が女性として生活するのに重要な要素の1つに声があります。私の場合は女性として生活するようになってからは、見た目から男性だと疑われたことはないのですが、声から「えっ?もしかして男の人??」ってなることが何回かありましたあせる

電話の場合は「話し方は女性なのに、声が低い。。どっち?」ってなったと後日会った時に言われたことも。。。

女性として生活するようになってから3年間くらいボイストレーニングを続けたのですが、納得できる女性らしい声を出せるようにならなくて、それが大きな精神的不安になっていたので、SRS(性別適合手術・性転換手術)を受けた時にタイのヨーサガンクリニックで声の女性化術(甲状軟骨及び声帯襞縮小術)も受けました。音譜

また、韓国のYeson voice center(イェソン音声センター)で声帯の手術を受けたMtFの方のお話も聞けたので、声の女性化手術の種類と違いについてまとめてみようと思います。

 

 

声の女性化手術には以下のような方法があります。

  1. 甲状軟骨形成術4型(喉仏のある軟骨を輪状軟骨に近づけて声帯の緊張を高める)
  2. 声帯短縮術前癒合後進術(韓国のイェソンボイスセンターが有名。声帯の一部を左右で癒着させる)
  3. 甲状軟骨及び声帯襞縮小術(タイのヨーサガンクリニックが有名。甲状軟骨と声帯を小さくする)
  4. その他……レーザー焼灼、ケナコルト注射など

4は効果が限定されるために第一選択にはならないそうなので、ここでは割愛させていただきます。

 

 

1.甲状軟骨形成術4型について

  声帯を物理的に引き伸ばして、常に高い声が出るようにする方法です。

 利点

  • 費用が比較的安い(約30万円〜)
  • 部分麻酔で行う時は、術中に声の高さを調整できる
  • 同時に喉仏を削ることもできる

 欠点

  • 声帯や喉頭(声帯がある空間)が小さくなるわけではないので、低音成分(低い周波数の音)が残った裏声っぽい声になったり、キンキン声になることもあるそう
  • 音域が狭くなる
  • 声が安定するのに1年近くかかる
 

2.声帯短縮術前癒合後進術について

 利点

  • 経口的に声帯の手術を行うので、首に手術痕が残らない
  • 音域(出せる声の幅広さ)はあまり変わらない
  • 声が出せなくなるようなリスクはほとんどない

 欠点

  • 声を高くするには、術後のボイストレーニングが重要
  • 全身麻酔のため、術後の声の高さは予測不能
  • 費用が高い(約100万円)
  • 喉仏を削るのは推奨されない(声が下がることがあるそうです)

 韓国語もネイティブレベルに話せる日本人のスタッフがいるので、診療は日本語でできるそうです。手術後すぐには声の高さはほとんど変わらず、ボイストレーニングを行うことで6ヶ月ほどかけて声を高くするようです。知り合いのMtFさんの場合、声の高さは130Hz(術前)→160Hz(術後1年)になったそうです。その方はあまり熱心にボイストレーニングをやらなかったそうなので、そのためにあまり効果がなかったものと思われます。

→声帯の結紮した部分にも振動が伝わるために直後の声はあまり変わらないが、ボイストレーニングで結紮した部分の振動を抑える発声方法を学ぶことで声が高くなるのではないか、というのが私の仮説です。イェソンのHPに書いてあるように、結紮した部分が振動しなくなるなら、手術直後から高くならないのはおかしいかと。。。
(いやいや、正しい理論はこうだよっていう意見がありましたら、教えてくださいお願い

 

 

 

3.甲状軟骨及び声帯襞縮小術について

 利点

  • 音域の広さはあまり変わらない(むしろ広くなったかも *1)
  • 喉仏はなくなるキラキラ
  • 男性的な低音成分がなくなる(高音側へ音域がシフトするイメージ)

 欠点

  • 全身麻酔のため、術後の声の高さは予測不能
  • 費用が比較的高い(約70万円)
  • 術後しばらくは声が安定しない(安定するのに人によって1〜6ヶ月ほどかかる)
  • 再手術が必要になるリスクがある(先生によれば2~3%ほど)
  • 不可逆的

 先生が英語を話せるので、英語がある程度話せるならコーディネーターなしでも可。(ヨーサガンクリニックの場合)

声質はほとんど変化しないで音域が高くなりました。←声質変えるにはボイトレが必要

私の場合は手術で最も出しやすい声の高さが140Hzから280Hzになりました。しかし、術後しばらくは裏声は比較的出しやすいけど地声がガラガラ声になるという状態が続きました。今は改善しています。

 

 

まとめ

  • 費用を抑えることだけ重視なら「1.甲状軟骨形成術4型」
  • 人によってはあまり効果ないかもしれないけど低リスクを求めるなら「2.声帯短縮術前癒合後進術」
  • リスクがあっても喉仏をなくして自然な女声を出せるようになりたいなら「3.甲状軟骨及び声帯襞縮小術」

というところかと思います。手術は様々なリスクがあるのでボイストレーニングで女声が出せるならあえてリスクをとる必要はないと思いますが、どうしても手術を選択したい場合はこのような基準で選ぶのも方法の一つかと思います。

 

※決まり文句ですが、手術は十分に調べたり説明を受けて納得した上で自己責任で受けてくださいね。(この記事を読んだことによって生じたあらゆる損害について筆者は責任を負うことはできませんことをご了承ください)

 

 

*1 声帯自体が小さくなるので、今までと同じだけ声の高さを上げるのに、声帯を今までよりも小さく引き延ばすだけでよくなったからだと思います。

例えば、1オクターブ音程を上げるのに声帯の長さを約2倍に引き伸ばさなくてはいけないとします。今まで距離1だけ声帯を引き伸ばさなくてはいけなかったのが、声帯の大きさが半分になれば距離0.5引き伸ばせば良くなります。

 

 

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私は去年にタイでSRSを受けました。

 
高校生の時からホルモン療法も行なっていて、大学では周りからは基本的に女性と認識されていてそれなりに居心地が良かったので、手術を受けるデメリットも考えると、このままでもいいかなって思っていました。
でも、医籍登録が戸籍上の性別でしかできず、また研修病院にも手続きの関係上カミングアウトしなくてはいけなくなって男性扱いされるのが嫌すぎて、今が手術受けるタイミングかなって思ったので、思い切って受けてみました。
 
変わったこと
  • 邪魔だったアレを見ないで済むようになった
  • アレを押さえつけるための補正下着が要らなくなったドキドキ
  • 更衣室やお風呂でバレないかビクビクしないで済むようになったクラッカー
  • 性欲がほとんどなくなったキョロキョロ
  • (戸籍変更して)病院に行く・フィットネスジム入会・選挙・免許取得が気兼ねなくできるキラキラ
  • ダイレーションや手入れがめんどくさいあせる
  • おりもの対策でナプキンがたくさん必要にタラー
 
変わらないこと
  • 見た目
  • 友達との関係キラキラ(←いい意味でも悪い意味でも)
  • 元男子であるという黒歴史もやもや
  • 定期的なホルモン摂取
総合すると、私の場合は受けてよかったなって思いますビックリマーク
 
今の制度だと戸籍を見るとわかる人にはすぐに「この人元男子だ!」って分かってしまうので、そこが地味に困りますねショボーン
婚外子を誤って認知してしまう可能性をなくすためとしているけど、この問題はGIDの人に限った話じゃないし、説明に無理があると思います。性別変更した人を区別したいだけのような。。。
いつか外国籍を取得して日本国籍を捨てたいと本気で考える今日この頃ですプンプン