オリンピックを数か月後に控えて、難問が多発しています。
先ずは、森会長の発言が大きな問題へと発展し、昨日辞意を表明いたしました。
確かに彼の発言には違和感を覚えますが、彼の年齢から考えると、ある程度は致し方ない。と思う節もあります。
例えば夫婦の間ではどうだろうか?
定年離婚などという言葉もささやかれている時代、男女の差は体力的にも精神的にも違いがあって当然だと思います。
男の魅力と女性の魅力は全く異なっていて、ルネッサンス時代の女性像は、アールデコに象徴されているように丸みを帯びた曲線が美の象徴でもありました。
半面、男の魅力は「逞しさや強さ」が強調されていました。
そんな男女の差をジェンダーフリーという考え方に当てはめて考えると、繊細さは女性の魅力でもあり「愛とか優しさ」がその主流にあるかともいえます。
私たちの仕事はどちらかというと女性の美しさを引き出し、女性の魅力を高めることが第一と考えています。
だからこそ、男性美容師の中には女性の感性を引き出すことに図抜けている人たちが注目を集めることもできる。
それもジェンダーフリーの考え方に沿っているのでしょう。
問題の根源は「考え方」の問題だと思います。
人の魅力とは「考え方×能力×熱意」という公式が当てはまります。
この公式で問題なのは、考え方がプラスかマイナスかによって「能力×熱意」が逆作用を生み出してしまうことです。
考え方を変えることで能力を最大限に引き出すこともできるし、熱意も社会適合させることもできるのです。
森さんも考え方に少しでも女性を理解することに前向きになっていたら、このような事態にはならなかったはずです。
考え方の大切さを改めて知る結果になりました。
「オリンピック」ができなくなると日本の将来に暗雲が立ち込めるように気がしてなりません。
何としてもこの事態は回避しなくてはなりませんね。