おもしろ実験 電気パン作り | 学びの事業所 ユニバやまなし

学びの事業所 ユニバやまなし

障害者総合支援法に基づく自立訓練(生活訓練)事業2年間+就労継続支援B型事業2年間の4年間を一体的に活用し、大学に見立てた学びの事業所(福祉事業型大学)における活動を紹介します。

実験や実習を通して自らが“本物”を体験することを重視し、今回は、化学変化を学び、知識・興味を広げる食べられるものづくりの実験「電気パン作り」をしました。

電気パン実験は、昔から親しまれてきた実験のひとつで、食べられるものづくり実験として楽しくものです。

電気を通すとパンが膨らむ仕組みを学んだ後、いよいよ実験へ!

実験道具作りをひちからやろうと思いましたが、時間的制約もあり、考える場面をどこにしようかと…、牛乳パックからパンをきれいに取り出す方法として、クッキングペーパーを利用することとして、立方体の部分にどのようにクッキングペーパーを入れ込むかを課題として思考する場面をつくりました。

学生とのやり取りで…

「あーでもない、こーでもない」「こうすれば、よくない」「う~、……」「サイコロの展開図!」

「角になる辺はどうする?」「段ボールの箱はどうなっている?」

「あっ、のりしろ!」

「のりしろを折り込むんだね「いいね~」」

無事、クッキングペーパーも切り取り、箱を作って牛乳パックへ入れました。

ホットケーキミックスを牛乳と混ぜて、流し込みます。

ひとつは、プレーン味、もう一つはココア味を作りました。

電気を通してから、観察をしていると、

「少しプツプツしてきた「なんか膨らんできたよ」「おぉ~、膨らんできた」「湯気が出てきた~」

と時間経過と変化をメモしていきます。

出来上がって、みんなで試食タイム!

「おいしい~」「こんな簡単なやり方で、パンが作れるんだ」

「電気を流すと熱が出て、パンが出来るんだ」「家でもやってみたい」

と思い思いに声を上げます。

経験・体験を通して、興味関心は広く深まるものだと思います。

これから一年間かけて行う「自主研究」も新たなものへ挑戦できるといいですね。

 

次回の実験もお楽しみに‼