実験や実習を通して自らが“本物”を体験することを重視し、今回は、化学変化を学び、知識・興味を広げる食べられるものづくりの実験「電気パン作り」をしました。
電気パン実験は、昔から親しまれてきた実験のひとつで、食べられるものづくり実験として楽しくものです。
電気を通すとパンが膨らむ仕組みを学んだ後、いよいよ実験へ!
実験道具作りをひちからやろうと思いましたが、時間的制約もあり、考える場面をどこにしようかと…、牛乳パックからパンをきれいに取り出す方法として、クッキングペーパーを利用することとして、立方体の部分にどのようにクッキングペーパーを入れ込むかを課題として思考する場面をつくりました。
学生とのやり取りで…
「あーでもない、こーでもない」「こうすれば、よくない」「う~、……」「サイコロの展開図!」
「角になる辺はどうする?」「段ボールの箱はどうなっている?」
「あっ、のりしろ!」
「のりしろを折り込むんだね「いいね~」」
無事、クッキングペーパーも切り取り、箱を作って牛乳パックへ入れました。
ホットケーキミックスを牛乳と混ぜて、流し込みます。
ひとつは、プレーン味、もう一つはココア味を作りました。
電気を通してから、観察をしていると、
「少しプツプツしてきた「なんか膨らんできたよ」「おぉ~、膨らんできた」「湯気が出てきた~」
と時間経過と変化をメモしていきます。
出来上がって、みんなで試食タイム!
「おいしい~」「こんな簡単なやり方で、パンが作れるんだ」
「電気を流すと熱が出て、パンが出来るんだ」「家でもやってみたい」
と思い思いに声を上げます。
経験・体験を通して、興味関心は広く深まるものだと思います。
これから一年間かけて行う「自主研究」も新たなものへ挑戦できるといいですね。
次回の実験もお楽しみに‼