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持続可能な世界をつくる
ユニバース・クエスト
Universe Quest 代表 神田みゆきです
ワンネス2020年月12号
に投稿した記事を紹介します。
SDGsを知っていますか?⑩
〜 SDGs達成のために大切なこと 〜
NPO法人 SDGs Association 熊本代表
SDGs教育コーディネーター
神田みゆきです
今回は【世界は繋がっている】ことをふまえ、今の自分にできることは何かということについて、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
今の地球上の問題は、複雑に繋がりあっているため、部分的な解決ができません。
つまり壮大にやるしか方法がないということになります。
【2つの桶】というキーワードを使った例え話をしながら、説明していきたいと思います。
一つ目の桶は「風が吹けば桶屋が儲かる」というお話です。
皆さんは、この言葉をご存知ですか。日本語のことわざで、何かの出来事が、一見すると全く関係がないと思われる場所・物事に影響が及ぶということの喩えです。
こんな考え方を「システム思考」といいます。
以前ご紹介した、木を植えると山が豊かになり、海が豊かになるということで、山に植樹活動をしているという、「森は海の恋人」運動も、そんな考え方から行っている好例です。
それでは、「スナック菓子が地球温暖化」と言われたらどうでしょうか。
まず、スナック菓子を作るのには、パーム油が必要です。
そのパーム油を作るために、元あった森林を伐採したり焼き払ったりして、アブラヤシという木を植え、プランテーションという大規模な農園を作っています。
安いお菓子にするために、大規模な農園を作ることによる自然破壊などが問題視されています。
実は、このパーム油、日本人は一年間で平均5キロも使用していると言われ、シャンプーやドレッシング、アイスクリームなど、あらゆるものに使用されています。「植物性油脂」の記載があればほぼパーム油です。
自分には関係ないと思っていても、私たちにも繋がっている。
今では、ないと困るものでもあります。
それでは、一体どうすればいいのでしょうか。
実は、自然破壊をすることなく育てられたアブラヤシの実を使ってできたパーム油もあるのです。そんな商品には↓のようなマークが付いています。
このような認証マークのついたものを選んで買うというのも、環境を守る一歩となるのです。(つづく)
ワンネス(oneness) 1998年創刊
菊陽町の熊本日日新聞販売店が発行
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