最近、自宅近くの銀行に口座開設のために
数度伺う機会がありました。

そこで気になることがありました。

それは、支店の銀行員の方々は、
ほぼ全員がお客様の方に向かって仕事をされています。

その中に、一番後ろに座っている40代後半か50代前半の
課長クラスの男性行員の一人が、
いつでもみけんにしわを寄せながら仕事をしているのです。

よく観察してみると彼の周りの雰囲気は、とても暗いのです。

どうやらその雰囲気が前面のカウンターで
接客している女性行員の方々にも影響が出ているようで、
全く笑顔が見られません。

本来ならば、銀行は、サービス業なのですから
笑顔でお客様に接することが当たり前なのに
その男性行員一人のために支店全体の雰囲気が
暗くなってしまっていたのです。

ところで、
笑顔が心と体の健康に大事な役割を果たしていることが
多くの研究からわかってきています。

笑顔は周囲に伝染し、自分が笑顔になると、
周囲の人たちの表情も和らいでくるのです。

笑顔は、心だけではなく体にもよい影響を与え、
笑顔の多い人の方が長生きするという研究報告もあります。

たった一人の男性行員の表情が、周りの人たちに悪い影響を与え、
それが最終的には、お客様にも伝わってしまうということに
気づいていないのです。

大変残念なことですね。

私にとって笑顔の大切を実感する出来事でした。