「 性 恋愛 教本 」より ② | 触媒【栃木市】宇宙因果の仕組み

触媒【栃木市】宇宙因果の仕組み

読んだ本の宣伝と転載

直感と妄想による推論が1%ほど含まれております。
個人的な解釈による思い込みなどを、
後にふり返って検証に使ったりしてます。

感想と推論はおおむね、
仮説立てと想像に基づいた個人的見解であります。
あまりペタしません。

 

 

はいみなさまごきげんよう。

 

ご訪問下さりありがとうございます。

 

感謝、感謝、感謝。

 

今回は前置きも長いですよっと。

 

前回記事に思っていた以上に、

「いいね」がついたので、

(8人ぐらいかな?と思っていました。)

続きを載せようと思いましたが、

 

その前にもっと大切なことかと

思われる内容の転載記事になります。

 

過去2年ぐらい

転載に迷っていたシリーズ。

 

『虹のオーガズム』 

『性のレシピ』

『性恋愛教本』 

 

今となっては幻の三部作。

その中で最も入手困難な本。

 

こういったテーマで、深い内容の本を

ネットで発信するのはもしかすると、

お役目なのかもしれないと思いまして、

記事にします。

 

 

というわけで今回は、

『性恋愛教本』からの転載となります。

当方の妹が双子の母親だったりするので、

参考になればという思いもあります。

 

5ページを超える長文記事、

書籍媒体で読むと

2分とかからないのですが、

 

ブログ記事にすると

長くなるので、

 

お時間と心理的に

余裕のある人向けです。

 

 

━━ 転載 開始 ━━

 

 

 

P170

 

3 【機能不全家族とは】

 

● なぜ、本書は「恋愛と性の本」なのに、

この問題を語るかと言いますと、

あなたの付き合った相手の異性が、

 

「機能不全家族」の中で育ってきた場合には、

あなたとの恋愛にも、各種のトラブルが

必ず起きるからです。

 

 

ただし機能不全家族といっても

「程度」があります。なんでもかんでも

自分の家はそうだった、そうじゃなかったと、

 

単純に2つに分けられるものではありません。

 

しかし、付き合っている相手に確実に

「その傾向」がある場合には、

そもそも「機能不全家族」とは何か、

ということは押さえておいてもいいと思いました。

 

 

●機能不全家族とは……

 

   「子供が 子供では在れない 家庭の環境」

 

このことに尽きます。

 

 

●子供が虐待を受けるなんて、

そんなもの動物たちの子供にはありえません。

一方では、過剰な干渉、これもありません。

「子供が子供で在れない環境」にも種類が

ありますが、大きく分ければ、

 

1/ 親が子供から見て心配になるほど

駄目な親だったり、問題のある親であったために、

子どものくせに親の心配したり、

何かの判断をしなければならなくなった場合。

 

つまり大人である親の問題に、

子どもが巻き込まれた場合です。

 

この場合には、子供は普通の

「いわゆる子供」としての

「無邪気なわがままな時期」をすごせずに、

「歪んだ形での早熟」になります。

 

「歪んだ早熟」とは、変なところだけ、

それも大人のネガな部分だけを

理解するといった子供になるということです。

 

2/一方で、親から「甘やかされた」

(適度な甘やかしではなく極端な場合)には、

子どもは、常に親に依存するように

コントロールされてしまいます。

 

親の操り人形、親の不満や

親が実現できなかった夢の

捌け口のようになり、

 

そんなオモチャと化した子供の

場合にはこれまた「子供」では在れません。

 

過剰な親の期待などもそうです。

親があまりにも「子供の目に立派に見えてしまう場合」も、

親に悪意はなくとも結果として

「親を超えようとする意志を削いでしまうケース」もあります。

 

 

 

●一方で、では「正常に機能する親」は

どういう親かといいますと、それは次の特徴です。

 

1/ 子供に、「あなたが好きなことをしなさい」、という親

2/ 子供に、「それはあなたが、自分で決めなさい」、という親

 

そして単に突き放すのではなく、「1」と「2」が

子どもの中に形成されるためならば、

成人するまでに限って「適度な援助」だけをする親です。

 

 

●子供のわがままのために援助するのでもなく、

子どもの相談に乗りたくがないために、つき離すのではなく、

子どもが「精神的に自立」できるようにするための援助です。

 

その大きな要素が、

子供が好きなことをするのに、少しだけ協力する。

子どもが自分で決定するために少しだけ助言する。

 

そして本当なら、基本的には、

「ほとんど放任する」のが1番ですけど。

(ただしこれは「育児放棄」のことではありませんよ)

 

そんなわけで、これから親になる可能性の

ある人に、もしも何か少しでも役立つことが

あればと思い、これを書いたわけですが、

 

「子供が子供らしく子供時代を過ごせる家庭」が

機能正常な家族です。そのためには、

 

子供のしたいことを

「導き出す、お手伝い」だけをする。

「子供に決定させる」、そのお手伝いだけをする。

 

あとは、病気したら心配して、抱いてあげて、

他人に迷惑をかけたら、しかる、自分で責任とらせる。

とか、ごくふつうの事だけでいいと思います。

 

 

 

4 【 恋愛に悪影響する「親子関係」 】    

 

 

 

 

●これも、あなたの付き合っている異性に、

その傾向があるかないかを

観察してみるとよい大切なポイントです。

 

たとえばよくある話なんですが

父親がすごい暴力ふるう、暴力夫。

そして、母親が必死にそれから、

子供を守ったりしたとします。

 

これは、一見すると、母親の愛情をもらって

育ったかのように見えますよね。

 

父親はひどい人だったけど、

母親は優しかったって。

 

ところが、違うんですよ。多くのケースで。

これは、もしも自分の家庭に覚えのある人は、

参考にしてください。

 

子供を父親から守ろうとした母親の多くが、

その愛情の中に、旦那への恨みとか、我慢とか、

妻は耐えるのが美徳だ、子供を守るんだ、

 

子供のためにこれから旦那にも我慢して生きるんだ、

という、大人の損得勘定や、大人の恐怖と恨みの

心がたくさん混じった愛情というのがあります。

 

わかりますよね。この構造。

 

つまり純愛でなくて

「旦那への憎しみが、子供への愛情に化けている」

方向が変わって、屈折した形になっているものです。

 

むろん、母親はそれに自覚はなく、気づきません。

 

この結果、その被害をうけるのは、子供です。

子供は「自分にはっきりと向けられる暴力」には

子供ながらに暴力だとわかりますから反発心が

出ますが、

 

それから守ってくれたもうひとつの親には、

疑うことなく、自分を預けてしまいます。

 

すっかり安心して、少なくとも片方の親は

自分を守ってくれるものだと思ってしまうのです。

 

しかし、これは、守っているのも確かなのですが、

 

同時にこのケースでは、母親の言ったことを

知らないうちに、疑うこともなく

自分の考えとしてしまうという事になる

子供が大半です。

 

●たとえばですね、よく、ネットの相談事などでも

見かけるのが、父親が「暴力的」であったり、

「ぐうたら」だった。「でも母親は子供を守った」

という場合、 

 

その子は、妙に他人には、優しさとか、いたわりとか

そういう価値観で自分は生きているし、

そうありたいとか、

他人にもそうあって欲しいとか言うんです。

 

でも、その中身が、なんか「すっかすっか」の

軽薄なものなんですよ。

 

この原因というのが、そういう考えに至った経緯が、

本当に純な愛情ではなく

「父親への憎しみを持った母親の愛情」だったために、

どこか屈折しているんですよ。

 

人に優しくするべきだとか口だけでいいながら、

自分は相手を責めてばかりいる。

相手のせいにばかりする。その子供が大きくなると

そういう恋愛を必ずするのです。

 

これは、母親が父親にもっていた恨みを、

そのまま、コピーされてしまい、今度は、それを

「彼氏とかに自分でも知らずに、向けている」のですよ。

 

だから、自分でどうして、急にそんなひどいことを

彼氏に言ったのか、わからなくなる。

自分の考えではないような、

嫌な感覚をそこで感じるのですよ。

さて、これって、皆さんの中に覚えある人いますか?

 

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実は、これが世の中で、「一番厄介な洗脳」です。

愛情と勘違いしてしまい、

また子供はそう勘違いするしか選択肢はない。

 

それを刷り込まれた場合は、

憎しみの永久の連鎖しかないです。

 

● 事の全体の「仕組み」は こうです。

 

子供本人が「疑う前」とか、「疑うスキもなく」

入ってきた価値観や「感覚だと思っているもの」

というのは一番その子供の自立にとって

大きな障害だということです。

 

暴力的な父親から子供を守る母親みたいな、

目に見える痛みや危害という形「ではない形」で

「すんなり子供に侵入したもの」がもっとも厄介です。

 

痛みとか暴力は、子供ながらに拒否しますし、

警戒しますが、「屈折した愛情」は子供には

わからないことがほとんどです。で、その結果、

 

その屈折した親の考えを子供は、

しっかりとコピーするんですよ。

 

●この傾向のある人と、ない人がいて、

この傾向があると、本人が何か言ったときに

リアリティーが妙に欠落した感じがするんです。

 

何かが違うと敏感な人には分かるのです。

 

つまりその部分に関しては何を言っても

「本人不在」という感覚がするのです。

 

逆に相当にぐちゃぐちゃな家庭に育っても

なぜか、その本人がはっきりしている場合もあるし、

ぐちゃぐちゃであるが故に本人もボケている場合もあるし、

これもケースによっていろいろです。

 

●そしてその屈折した愛情というのは、

あまり親しくない他者には普通は無害でも、

 

何か気を許した相手に遭遇して、

そのベールの下から、

 

「本当は自分は、そうじゃないんだ!!

そう思いたくないんだ!!」

 

という親が刷り込んだものへの

「反発」が出て来ると、そのときに、

恋愛の中でも、実に、いろいろな問題が起きるのです。

 

と、同時に、その瞬間こそが、

実は、本人が本当に、

「もう一度、自分らしくなる唯一のチャンス」

にもなります。

 

だから、問題の多くは、親から思い込まされた

「考えの傾向自体」も問題なのですが、

もうひとつある「重要なもの」は、

 

それに反発しようとしている

「子供本来の本音の方」が、

すっきりと表現されずらい、

「抑圧のある家庭環境」に育った場合なのです。

 

親に逆らっているつもりでも、

自分を守った形となった親には逆らわなかった

というケースには、これがよくあります。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

そして、そういうのを脱するのは、結局は、

親とは違う独自の考えを持つことによってではなくて、

実は、その当時抑圧された子供の中の

「本来の声」を、もう一回、発掘することなんです。

 

どんな子供にも、例外なく、ちゃんと「本能的に」、

これは自分への愛とは違うぞ!と思う、

その間違った愛情に反発する力や感性があるんです。

それは、本能的なものです。

 

それがふだんから、頻繁に発揮されていると、

親の屈折した心の影響を

受けていない子供になります。

 

でも、それが発揮されなかった環境だと、

かなりの大人になって、「もう親とは縁が切れた。

親とは関係なくなった」と思っていても、

 

ずっと親の影響下にある思考法を、

知らずのうちに続けている傾向があります。

 

●言い忘れましたが、

これは「父母が逆転しているケース」も、

むろんありますし、飲んだくれで、浮気とかに

だらしない母親や、ヒステリーな母親がいて、

 

そのいっぽうで、そこで、無口で、

必死に働いている父親の場合とかですね。

 

また父子家庭、母子家庭でもありますし、

さらには、一見して、家族全員が仲良く、

まとまっているように見える家庭でもあります。

 

●逆に、この屈折した愛情が、

全く子供に影響しないケースもあります。

 

 

ひとつは、「その屈折した愛情に、

子供がきちんと気づいていた場合」

 

または、あるときに、守ってたはずの親が

「うっかり尻尾を出してしまい」、

「子供がその罠に気付いたとき」。

 

●もうひとつは

「両親とも、その子供にとっては、敵だった場合」です。

両親とも馬鹿でひどい、となると、嫌でも、子供は、

賢くなる傾向はあります。むろんそれが原因で、

余計に屈折してしまう面も、もちろんありますが……。

 

しかし、人間に産まれると、他の動物家族と違って、

本当に厄介ですね。これは、いつも思うことです。

人間って、万物の霊長でなくて、

「最低種」なんじゃないかと。

 

                   ■

 

 

● さて、ちょっと厄介というか、誤解されやすいのは、

「分かりやすい暴力をふるう親」

というのもある一方で、目立たないのもあります。

 

その手のケースは、旦那さんは、普段は、

感情的な人でなくて、これも、なぜか共依存家系の

お決まりで、旦那さんがよくやっている職種は

教師とか医者とか僧侶とか社長とか、ようするに、

 

他人の上にたったり、他人の世話をする

立場になりやすいわけですね。

 

で、その旦那さん、ふだんは、暴力もふるわないし、

おとなしいのですが、変なところでブチ切れると、

もう手がつけられないとか、

悪い意味で、すごく意固地で頑固になる。

 

で、その影で、「妻は、じっと我慢する」。

外見には、おだやかな夫婦、

でも実際は冷め切っていて、

夫婦の通気が悪い。

 

これは、かなり発覚しにくい「歪み」のひとつです。

というのも、「特に目立った言葉の暴力」でもなく、

「腕力の暴力」でもなく「言葉の暴力」でもなく、

 

いわば、その「変な緊張が家に満ちている」

というやつだからです。

 

●また、「親がちゃんと子供に正直に気持ちを

言うべきだ」という主張がありますが、

これは難しいんです。たとえば、

 

グループカウンセリングとか、親子共に

カウンセリングとかに足を運んでも、結局、

親には世間体とかあって、

絶対に本心からなんてゲロしませんから。

 

まーその家族が、本当に暴力とか酒乱とか

犯罪行為で、末期的なところまで追い込まれていて、

その「危機感から」自主的にカウンセリングを受ける、

ということならなんとかなっても、

 

ただ他人に薦められてとか、押されて行っても、

中途半端になりやすく、子供が、カウンセラーの前で

その親のいいかげんな態度や偽善を見て、

いっそう親に失望する、というケースが多いですね。

 

親が子供に本心をゲロするのもいいんですが、

そうは言っても、親もある程度の年齢いくと

「ボケて」しまって、手遅れということも多いのです。

 

 

それより、

その子供本人の自己表現が先決なのです。

 

そして、

では結局のところ、

子供のときに感情を出せなくて、

 

歪んでしまったその、

「本音」「本心」の一番の『核』は何か??

というと、

 

それは『もっと愛してくれていれば』でもなければ、

『何かが欲しかった』でもなくて、

実はそのほとんどは、

 

 

 

 

『拒否』なんですよね。

つまり、嫌なときに、「嫌だ」といえなかったこと

 

 

 

動物的本能からすれば、これは基本的な

「自己防衛」ですね。

 

この最初の「拒否」が、すんなり、うまくいかないと、

その後、逃避行動になって、

 

自分の本心を見ないという無視になり、

屈折して、より複雑になっていく。

 

また、親が変な肩書とか地位のある場合には、

そのときは、子供は、何が悲惨かというと、

子供が助けて欲しいと、誰かに助けを求めても、

 

「あなたのご両親、あんなに立派なのに、

あなたが甘えてるだけじゃないの」とか、

なってしまって、周囲の誰もその子供を

助けてくれないことです。

 

そして、そんな偽善的な親の世間的な仮面に、

さらに子供は、むかつき、また、

自分の無力さを、子供は痛感する。

「誰もわかってくれない」と。

 

この問題には、たまに、いろいろと考えさせられます。

 

 

━━━  転載  終了  ━━━

 

 

宇宙の法則では、

当人の自由意思を無視して、

何かを強制してはいけない。

というのがあるのですが、

 

地球って未だに

基本的な宇宙の法則さえ、

守られていない、

 

悪魔に支配された後の

惑星なのだと、痛感します。

 

以上であります。

ありがとうございました。