子育てにおいての中庸ポイントの探り方 | 続・教育のとびら

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主宰 福島 毅(どんぐり)

子育てにおいて、自分(親や教師)にとっても、子どもにとってもふさわしい中庸ポイントというのが存在するのだと思います。でもそこに至るには、いろいろと迷いが生じることも・・・

例えば、それは次のうちのどちらだろうということが日常茶飯事に起きると思います。
「これは自由の行使で問題ないの? わがままだから制限したほうがいいの?」

「この(子どもに対する)行為は、親切なの? おせっかいなの?」
「この(子どもに対する)行為は、適切な寄り添い?それとも過干渉?」

というような迷いです。

時代や場所、環境やシチュエーションがいろいろなので、どれが絶対的な正解というラインはないと思いますし、同じ対象(親子や教師ー生徒間)でも状況によって違ってくるというのがあると思います。例えば遊び場における大人からの注意喚起のレベルも、平原が広がって見通しがいい場所と、滝や渓谷などが続く場所では全然違います。

そこで、どう判断したらいいかなのですが、ケースバイケースの状況において、まずは次のように大人が判断していくといいと思います。

①両極の極端な状況を脳内で想定する
 例えばある状況で、「これはあまりに無関心・無視すぎる対応だよね」「これはあまりにも過干渉・過保護な状況だよね」というケースはどんなケースかを考えます。

②本人と対話する
 どこまでを危険として注意してほしいとか、どこまでの大人のサポートがいるかを子どもとの対話の中で決めていく

③双方が納得いく対応を続け、修正が必要になったら、また①②のステップに戻る。

正解やマニュアルが存在しにくい社会なので、中庸でいい感じのレンジ(範囲)というのを探す時にヒントになれば使ってみてください。

 

今回は以上です。