あなたが追いかけたいテニスボールとは何ですか? | 続・教育のとびら

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主宰 福島 毅(どんぐり)

TABILABOに、以下の記事が掲載されていました。

人生は30,000日しかない。Dropbox創業者が卒業式で語った、人生で大切な「3つのコト」

今回はこのことについて考えてみたいと思います。

まず、人生を日数で数えると、80年とした場合は、29200日 だからざっくり言うと約3万日です。
これを秒数に直すと 2.6臆秒になりますね。

1秒、1秒 毎瞬判断していますから、人は一生の間になんと多くの判断をしていくのでしょうね?


さて、本題です。

この記事では、最後にこんなことが書いてあります。

******* ここから引用
「犬が一番初めにテニスボールを見つけると、それを無我夢中で追いかけるますよね。それと同じように、自分が夢中になれるテニスボールを見つけることが大切なんです。

私にとって、学校の成績を追うことも、ゲーム(ポーカーボット)で一番になることも、夢中になれることではなかった。それよりも、自分の起業したビジネスをすることに四六時中、夢中になっていました。

とにかく努力する、頑張ることが大事なのではなく、あなたにとっての「テニスボール」を見つけることが大切なのです。

あなたが心の底から、本当に夢中になれるものを探し続けてください。」

******* ここまで引用


この話のポイントは、努力やがんばることに焦点化させていないで、夢中になって追いかけるテニスボールを焦点化していることです。

子ども時代、好きなことはわき目もふらず一生懸命やっていた経験を多くの人がお持ちだと思います。

それがいつのまにか 世間体とか、身を守るとか、生活の安定といった理由で犠牲にされてしまいます。

本当に生きる意味は、この夢中でテニスボールを追いかける姿なのかもしれません。

そこには打算も犠牲も存在しない・・・・


「あなた、そんなことを言っていて生活は成り立つんですか? 誰もがやりたくないことを我慢して生活が成り立っているんですよ
・・・・ 」

もちろん、それも正論かと思います。しかし、本当に夢中になれる、自分が没頭できることを脇に置いて、なんのために

生まれ、何のための人生なのでしょうか?

このことをいまいちど考えさせる記事でした。