学習する組織「プラクティショナーがストーリーをもとに集う会」開催 | 続・教育のとびら

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主宰 福島 毅(どんぐり)

学習する組織研究会のミーティングにおいて、昨年秋に計画していた、「プラクティショナーがストーリーをもとに集う会」を2月2日夜、開催しました。ゲストスピーカー2名とスタッフ2名を含む13名が参加しました。

学習する組織では、関連本は出版されているものの、実践者ってどれだけいるのだろう?というのが、そもそもの疑問で出発点でした。ならば、それを実践している人々を見つけて、じっくりとお話しをうかがってみたい。そんな思いから企画させていただいたセミナーでした。

参加人数も少ないので輪になり、自己紹介を兼ねてまずは、氏名と所属(仕事内容)および「組織でうまくいっていない点」について一言チェックインをしていただきました。組織でうまくいっていない点をピックアップしていくと、だいたい共通したポイントというのが出てきます。

そして、その後、本日のメインとなるゲストスピーカーからストーリーを30分ずつ語っていただきました。そもそもなぜ組織変革に関わることになったのか。どのようなモチベーションでそれを”行い続けた”のか。その結果、何がおこったのか。

組織変革を行おうという試みは、日本のみならず世界中で行われていることだと思います。そのために、企業コーチやコンサルタント、教育研修開発や人材の部門などが多くの人とお金を投入しているわけです。しかし、それがなかなかうまくいかないことが多いため、多くの企業・組織が頭を抱えているわけです。

お二人のストーリーテラーの方のお話から、気づいたことは、
1.最後にはできる、成功するという明確なゴールイメージ
2.ゆるぎない継続
お話を聞き、この2点が大きいなと感じました。

ストーリーを語っていただいた後、参加者に内省の時間をとっていただきました。
そして、ストーリーテラーへの問いまたは、参加者の場に出したい問いというのを考えていただきました。そして、ストーリーテラーや場に問いを出していただき、答えてみたい人が答えるといった形式をとりました。ファシリテーターが問いを出すのではなく、参加者に問いを考えていただくことで、自らの問題意識と解決方法の発見につながると思いました。これを行っていると、すでに会場をおさえてある15分前に。

最後に、参加者にひとことチェックアウトをしていただ、会は終了しました。

こじんまりした会でしたが、最後の参加者全員に対する拍手はなかなか鳴り止まず、企画した側としてはうれしかったです。


お二人のゲストは見かけはとても穏やかな感じに見えるのですが、その内なるパワーと実行力には驚きました。ありがとうございました。