
未来を創るワークショップ2010 一日目午前のお話です。
主宰の西村さんのwebサイトから
+++ここから引用
0.カフェ・タイム
1.オープニング
2.ゲストのストーリーテリング&ワールド・カフェ
ゲスト:榎本 英剛氏(CTIジャパン創設者)
留学、そしてCTIジャパンを創設された後、さらに旅に出て、日本に戻り、
トランジションタウン、セブンジェネレーションという2つの活動を立ち上げて
自らの道をデザインしながら進まれてきた榎本さん。
その計画出来ない偶然を生み出して来た変遷のライフストーリーについて
お伺いし、またワールドカフェを通じて参加者同士の対話を行います。
++++ ここまで引用
榎本さんの話で印象に残ったのは、
「よしやろう。決意をすれば神が動く」というお話。どうしようかなと迷っていたりすれば、神様はサポートしにくいということ。確かに、それは自分も思っていて、だからある面、行動するときは、意図を明確にせよというわけであるのだなぁと。
榎本さんは、リクルートに就職しながら漠然と海外留学を考えます。が、そこで得た知識をどのように会社に還元するかを明確にできなかったため、留学選考から何度か落ちます。でも留学の意志は固く、そこで会社をやめてあまり準備のないまま渡米。そこでも、本当にやりたいことを見つけると、だめもとで資金援助を申し出てなぜかそれが叶っていく。こうした偶然を引き寄せるには、ビジョンにとらわれすぎないということも必要だとか。
内なる声に耳を傾けて、今この瞬間を生きることの大切さを言っていました。
この、内なる声という考え方、私も最近気になっていました。本当に自分が自分らしくふるまっているか。その答えは実は自分がわかっているのです。ただそこに気づくかどうか。目を背けないで直視できるかどうか・・・。
かがみ の まんなか の 「が(我)」がなくなると、かみ(神)になる
なんて話もおっしゃってましたが、うまい話をなさるなぁと。
渡米先で、コーチングの考えに出会い、エンパワーメント、人間(個人&組織)の潜在能力を高める仕事をしたいと一念発起し、日本でまだ組織コーチングなどが入っていない時代の草分け的な存在となってお仕事されてきたようです。
そして、何年かして仕事も順調になると、なぜか病気に。
その病気もまた何か重大なメッセージであると判断し、ピースボートの世界への旅に発ってしまう。そして、会社をやめて、外なる世界の探検に。イギリスのフィンドフォンでの生活に入ります。しかし、「神からの内なる声」はそこではやってこず。
神様が何かメッセージをくれるはずだという期待は依存にいつしか変わっていたと。
そして、機が熟すのをじっと待つ時が流れ・・・・
あるとき、フィンドフォンで、トランジションタウンという考えに出会います。自分たちの生活は自分たちでというフィンドフォンでの暮らし方をトランジションタウンでは使っていきます。
日本に帰り、榎本さんはトランジションタウンの構想を神奈川県の藤野町で今、実践されています。エネルギーや経済、伝統技術や祭り、地域通貨、種バンク、里山長屋プロジェクト、地域のかわら版、などを立ち上げておられます。つまり人のコーチングの仕事から、地域のコーチングともいうべき活動をされているということだそうです。
これからの時代
だれそれがやっていると指をさすのは簡単。しかし、この世界の現実をつくっていることに、あなたも加担している。つまり目の前の現実というものを誰もがつくっている事実がそこにある。他人を非難するのではなく、自分に何ができるかということ。
明日にもできることをやってみる。一人ひとりの使命がきっとある。
そして、ハートの中心からやってくる声というのは、筋力トレーニングと一緒で、場数を踏めば自然とわかってくるとのことでした。
いろいろと力強い目セージでした。
榎本さんのストーリーを聴いて、簡単にワールドカフェを行いました。