40人学級→30人学級 | 続・教育のとびら

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主宰 福島 毅(どんぐり)

先週のニュース内容ですが、文部科学省によれば、公立小中学校の1学級あたりの標準的な児童生徒数を「40人」と定めた国の基準を見直し、人数を減らす方針を固めたということです。これにより2011年から数年かけて完全実施するということです。

先進国でも学級あたりの人数は、最も多いグループの日本。先生ひとりあたりが抱える児童・生徒数が多いほどきめ細かい指導はしにくいのが実情です。

となると先生を増員するということになります。多くの優秀な教員を確保しなくてはなりません。そのためには、教員を養成する大学・大学院の質の向上が問われます。また、先生という職業に憧れを持って優秀な人々が志願したり、学校の先生という地位が社会的に認知され尊敬されるような役にならなくてはと思います。

小中の波はやがて高校にも波及してくることでしょう。
高校では選択科目なども多く、実質40人以下で展開している授業形態も少なくありませんが、授業内容を充実し少人数で密度の濃い授業を展開するためには、クラス人数を少なくすることや教員を増やすことの方向性に結局なってくると考えられます。

当ブログでも何度も書いていますが、ますます大学での教員養成課程あるいは、教員養成系の大学・大学院の質が問われてくる時代だと思います。