北京五輪まっさかりですが、アスリートの生き方にも学びの技術として学ぶべき点は多くあります。
彼らをみていて思うのは、「貪欲に真似る」技術の高さです。
監督やコーチから指示が出ること、他の選手がやってみている練習法、これらを見聞して、自分に合うと思った方法は貪欲なまでに取り入れていく。
勉強に関しても同じ傾向があると思います。とりあえずよい方法を知り、真似てみる。
大学合格に照準を当てた場合、まずは目指す大学の問題集なり合格体験記を読む。そしてそういった対策本の中でピンとくることは早速やってみる。
教師からみていても、伸びる生徒はそこが違います。まずは、言われたことをやってみようと思う、紹介してもらった本を読んでみる、「あの人に聞いてみるといいよ」と言われたらすぐに聞いてみるなど、アクションが早い生徒は伸びも早いようです。
日本の場合、何か人まねをすることは悪いことのような印象がつきまといますが(もちろん、著作権侵害や単なる他人のコピーですますのはよくないですが)、人まね多いに結構だと生徒には言っています。偉大なる科学者、芸術家も貪欲なまでに人まねから始めた例は数知れず・・・
すべてをオリジナルでつくることは、よほどの天才でなければ不可能。ならば、いいとこ取りの人生でよろしいのではないでしょうか。