英語の世界でビジネスが進むのは、もう常識となっていて、ビジネス=イングリッシュ、ということに何の疑問ももたなくなっていました。


でも、個人生活では別ですね。


特にヨーロッパの人々との交流では、英語は少数派です。


昨年に引き続いて今年もクルーズも2500人中日本人は私たち二人だけ。後は公式的にはイタリア語、フランス語、ドイツ語、スペイン語で、最後にちょぴっと英語のネイティブ用のアナウンスがあるだけ。英語の案内を望む人は85人しかいませんでした。


久しぶりに手振り身振りでコミュニケーションということになりました。これはかえって楽しいかな、6カ国語ができるヨーロッパ人たちの英語も、訛りたっぷりの英語で、それで十分普通の生活には問題なし。なんですね。


ただし、はっきりとした意思疎通と間違いなくしのためには、正しい英語をきちんと話し、逆にどんな英語でも英語なら全部聴き取れるだけの実力を持っていることは必要なことです。英語のネイティブを目指すことがグローバル人材育成の目的ではありません。ビジネスでもいえることです。この辺、日本人ビジネスパーソンには誤解があるかもしれません。