風評被害(ふうひょうひがい)とは、災害、事故及び不適切又は虚偽の報道などの結果、 生産物の品質やサービスの低下を懸念して消費が減退し、本来は直接関係のないほかの業者・従事者までが損害を受けること、です。


嘘の情報やデマですね。


 経済産業省原子力安全・保安院は東電に対し、ほかに海に漏れ出ている場所がないかの確認や、海水の放射能調査の強化を指示した。東電は従来の海岸沿い4カ所に加え、沖合15キロ地点での海水の放射能計測を2日から開始。汚染の拡大状況を調べるという。


ということで、日本では、公式には全く海洋汚染についてのデータが発表されていません。


しかし、ドイツ産業運輸省のサイトでは、気象局から放射能の飛散方向をモニタリングし、公表しています


これをみると、相当広範囲に広がっていて、伊豆地方や南海方面にも至っている状況がよくわかります。


ノルウェーの気象局 ではフクシマ原発の放射能汚染について、もっと精密に数時間おきのモニタリング結果を公表していて、衝撃的です。ついさきほどから、北向きに変わっていますね。


ドイツや、ノルウェー、そしてオーストリア気象局でもドイツ語で恐縮ですが 、毎日放射能情報が更新されています。


日本では、「まだ放射能計測を開始していない」ことを理由に全くこの種の情報は公知になっていませんが、それは日本の公的情報ではないから、嘘、デマつまり、風評になるのでしょうか?ビックリマーク!?


それが疑問です。どうして、外国でできることが(発表されていることが)なぜ日本では発表されないのか?


日本の当局は、東電に指示をするだけで、自分で計測やシュミレーションを自己責任で行っていません。これは非常に問題です。そのノウハウがない、というのなら、外国当局の予測データを信じるしかありませんね。


英語では、owenershipといいます。これが、日本の当局(ってどこなんでしょうかね。経産省の原子力保安院?原子力委員会?テレビの解説者?枝野官房長官?)には、このownershipが、全く見えないところが、日本的文異文化なのでしょう。


みんなでやればこわくない。


公的発表以外はすべて風評だとして排除するということになると、ますますクライシスに近づくことになると思うんですが。