大昔、そう昔ベトナム戦争があったころ、南ベトナムと北ベトナムがありまして。
その南ベトナムにゴ・ジンジエム政権がありました。この名前は、ある世代にはまだ記憶されている向きが多いのでは。
マクナマラ長官は、回顧録で「ゴ・ジンジエムつまり相手政府が国民の支持を得る努力をしないと、この戦争には勝てない、現地割拠の将軍たちが政権をとってもどのように国を統治していくのか見当がつかない」と言明したそうです。
アフガニスタンでも同じですねえ。
カルザイ大統領はカッコいいけれど汚職や親族優遇のため国民の支持がない・・・国内は統一されておらず、テロの軍事的温床となっている・・・
それで、なんでカルザイを支援するのか、なんで南ベトナムなのか? というと、それは「相手が民主主義者だから」。
民主主義というのは自分のことは自分で決める、それができるからその人は民主主義者。
それは『至高の正義』なんでしょうね
。
でも実際は本人は封建部族の出身、弟は地方軍閥で麻薬取引の大物。それでも民主主義者だからいいのだろうか?
アフガンも文化的伝統は地方に割拠する軍閥の長老支配。民主主義?それって何?という世界でしょう。
「英語が喋れる人間はいい人なんだよ。」これが本音
。
いくらアフガンで人望があっても英語ができないと米国政府関係者と意見交換する機会はない。自動的に「何を考えているのか分からない不気味な人」にされてしまう、という。
これは何も米国民だけでなく、イギリス人もまったく同じなんで。世界中で英語が共通語になっているので、外国語をあまり勉強しない。I am lazy in learning foreign language. は口癖ですよね。
ドイツ人は英語もフランス語も手繰る人が多いですが。
オバマ大統領もハーバード出ていてもフランス語ができるわけじゃない。通訳なしでしゃべれるカルザイ氏は「いい人」かどうかは別にして「話が早い人」とはいえる、というわけです。
もう 無条件に英語ができる人は仲間とおもってしまう・・・autopilotoがあるのでしょう。ヾ(@°▽°@)ノ
日本に赴任してくる外資系の会社の米国人マネージャーも、信じるのは、日本人マネージャーではなく、英語のできるアルバイトだったりする。
そうだとすると、trsut meといってしまった前の総理以上に英語を話さない管総理に対しては、仲間と思うはず、ないですよね。オバマ大統領としては。通訳なしで、電話会談ができないと。
ここが問題ですね。英語autopilot症候群です
。
だからといって楽天のように英語全社員社内公用語化が必要かどうかはまた「別の話」ですが。