ハーバード大学のサンデル教授の講義です (^∇^)。
英語ですが、なんと、無料です
。
今年のハーバード正規留学生が日本人はたった1人だったそうですが、このチャネルを使えば、別に問題なく、哲学の授業にアクセスできる、というわけです。
日本語をご希望の方は、NHKで毎週見れます。「ハーバード白熱教室」 です。
毎週日曜日の午後6時から7時のゴールデンタイムです。NHK教育テレビです。
これは面白い番組です![]()
先週はカントの哲学について。
とくに、カントは、店主がお釣りをごまかす機会を、自分のビジネスへの影響を心配して逃す例を挙げています。カントによれば、『店主の行動には道徳的な価値はない。彼は正しいことを間違った理由のために行ったからだ。』
なーるほどね。そうすると、カントの考えでは、最近の内部統制の議論やコーポレートガバナンスの議論はナンセンスということになりますね。内的動機に基づいていないから。
これは大変な「気づき」です
また、唯一客観的な理性を前提にしているところも、アングロサクソン的で面白かった。自分の中にもう1人の自分がいて、この理性でものを捉える、違うものがあるはずがない、という思い込みというか前提の哲学ですね。
「挌率」という言葉がTVで聴けたのは、もうビックリ。挌率という概念からはもう何十年とお目にかかったことはなかったですね、それがゴールデンタイムに聴こえてくることの不思議さ。お笑い全盛番組表の中での唯一硬派真面目番組ですね。それだけにこれは凄い![]()
『政治哲学のマイケル・サンデル教授の授業「Justice(正義)」である。大学の劇場でもある大教室は、毎回1000人を超える学生がぎっしり埋まる。あまりの人気ぶりにハーバード大学では、授業非公開という原則を覆し、この授業の公開に踏み切った。ハーバード大学の授業が一般の目に触れるのは、史上初めてのことである』
とくに面白いのは教授と学生の質疑応答場面。
むしろ教授の話よりも学生諸君の的を射た挑戦的な質問や発言は、なるほど、外国での質問は、こうするのか、そこまで自分の考えを前に出して聞いちゃっていいんだ、的な勉強になります。
先生も学生の質問が印象的だと、個人名を聴くところも、いいですね。
いいなあ、こういう授業があって
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