"Weather is not climate!"
天気と気候は違うというわけです。そりゃそうです。一度や二度の異常気象と、長いスパンで見る気候変動を結びつけて語るのは愚の骨頂。窓から空を眺めるだけでは、気候変動なんて語れるわけありません。もしそんな人がいたら、自分はバカだと告白しているようなものです。・・・・と語る人からすると、4月の寒気も野菜の高騰も、ちょっと温暖化現象でなく温暖化幻聴ではないかと言った私も愚の骨頂人ということになりますが
「昨日ミャンマーを襲ったサイクロンの死者は1万5千人を越えてさらに増え続けています。・・・私たちは、科学者たちが予想してきた地球温暖化の結果を目撃しているのです」
― アル・ゴア(2008年、ミャンマーの巨大サイクロンについて)
ちょっと待ってください。実は、こういうゴア氏自身も、同じ間違いをしているんですね。気候変動を大きく語る人は、どうしてこれが局地的異常気象でない、と言い切れるのでしょうか?"Weather is not climate!"というだけでは、climateについて温暖化が正しい、という論拠にはなりません。
でも、そう頭ごなしにいわれると、そうなのかな、相手の主張が正しいと思わないといけないのかな、こっちがいけないんだ、と無意識のうちにおもってしまうんですね。アホか
といわれると、それだけで潜在的に、いきなり認めてしまう。
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気候変動論=温暖化論を最初から原因だと決めてかかる、こういう脅しで無意味な温暖化対策を押しとおそうとする人々のことを「環境主義者」といいます。
本当に、平均温度の上昇が統計的に示されているのか?海面上昇と氷河後退は温室効果と関係あるのか?
人間の経済活動の結果、地球が温暖化することが、あるのだろうか?
こういう話になると、専門家は素人にわかるように、美しくわかりやすく説明することをストップしています。
この説明、TVで、うまいこと、聞いたことあります?
これは、一種の権威主義ではないでしょうか?
これをもしヨーロッパの人たちが受け入れるとしたら、そのリバタリアンさは(おばタリアンじゃないですよ)失われてしまう。
つまり、『そんなこと誰が決めたの?ほっといてよ』主義からすると、本来到底受け入れられないものだと、私には思えます。
そう、思うのです。
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