先週、経済問題で、もりあがろう、と思いまして、「不可思議な話第1弾」=トヨタのリコール問題お星様故意も過失のないのになぜパネルティの15億円を米政府に払うことになったのか、凄い疑問がある、と書きました。


よく考えると、制裁金の15億円は米政府を経由して、米政府が大株主になっているGMに結果的に流れる・・・とおんぷ。すると、トヨタは、ここでGM支援をあえて行って、米自動車市場の活性化をはかる、という壮大な戦略がある・・・・とすれば、「負けるが勝ち」どころか、それはそれで、理解できますね木


これをきっかけにGMとの歴史的に長い付き合いの象徴だったNUMMIの合弁事業も解消できたし(老朽化していましたよね、だからもっと経費が将来かかる)、15億円の特損を計上しても、市場全体底冷えでトヨタがなお値引き販売を続けて機会損失を負担し続けるよりは、ずっと合理的(つまりもっと機会利益を手にできる)だとおもったんでしょうね。


このようにビジネスの問題は、深読みすれば見方も変わり「不可思議」でなくなる、という不思議さなんですがあせる

とはいえ、背景の


豊田章男社長・創業家 対 歴代社長の深まる反目 ゆきうきハート


という、いつものウオールストリートジャーナルの↑、ジャーナリスティックな記事にあることが本当だとすれば、

どの会社にも、いつも、このようなinter-personalな反目・対立ココがついてまわるのかもしれません。

これが会社のdeep culture組織文化で、無意識のうちに会社組織の底に流れる’表面には絶対でてこない’このような内部抗争が外にでてしまうということなのでしょう。



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豊田氏は3月、北京での記者会見で、一部の関係者が利益を過度に重視した結果、問題は発生したと指摘。社外の「過大な評価」を集め、「会社の中の一部には(中略)褒められすぎて収益中心に考えた者がいた」と説明した。ただ、誤りの最終的な責任は自身にあると認めた。


一方、非創業家メンバーの幹部によれば、豊田氏は重役に登用されても、会議ではほとんど発言しなかった。会社が成長するにつれ、非創業家メンバーは豊田氏を取り合わなくなり、それほど賢くない御曹司、として扱うようになったという。


決算が改善するなか、品質が揺らいでいる兆候が見え始めた際、警鐘を鳴らしたのは豊田氏だった。奥田氏の10年戦略が終わった05年12月2日、豊田氏は社内演説で、会社の方向性に疑問を投げかけたのだ。


 豊田氏は技術者や幹部に対し、成長があまりに急であり、品質を保証する能力がこれに追いついていない、と話した。本紙が入手した演説要旨によると、同氏は技術者に対し、「量から質への大転換という大きな覚悟」を求めた。


 当時の上層部幹部は、豊田氏はこのような不満を経営陣には直接投げかけなかった、と語った。


豊田氏が社内に忠誠派により構成される非公式チームを作っており、マネジャーによる正式チャンネルを使った意志疎通が困難になっている、という。ある非創業家マネジャーは、現在の経営体制が「影の経営チーム」のようになっており、情報やマネジメントが二重構造になっていると話す。


以上、WSJ日本版から。


スッキリ解決!英語&文化のコミュニケーション・セミナー 豊田社長には、しっかりと舵取りをして、ぎりぎりの事態でも自分の中のもう1人の自分を忘れずにリーダーシップを発揮していただきたいものですね。


但し、組織文化は変わるものなのかどうか、そこが要注意点ですね(私は、変わらないと思っています。)。
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