中国では、再生食用油として地溝油が食用油として使われているとワイドショーで報道されました。


でも実は2006年のころに住友商事のレポートでもこのことがすでに取り上げられていました。


[1] 豚を屠殺した後に売れ残った部分の肉を煮詰めて出来た豚油
  (業界用語では「雑粒油」)
[2] 皮革工場で豚皮を塩漬けにして乾かした後に竹で削り落とした豚油
  (工業用の使用は可)
[3] ホテルやレストランで何回も揚げ物料理に使われて廃棄された油
[4] ホテルやレストランの汚水に含まれた油
[5] 下水溝に溜まった油


この5番目は、中国の地方では上下水道は整備されていないので、要は下水溝つまりドブのことです汗実際は、地溝油というのは実態としてはこれ全部をごった煮にしたもののようですね。


スッキリ解決!英語&文化のコミュニケーション・セミナー 危険なラード。うーん、これが、それなんですね。ビックリマークこれを食すのか。
スッキリ解決!英語&文化のコミュニケーション・セミナー 当時の摘発の様子。


2010年3月17日、「中国人は下水道の汚水から作られた『リサイクル食用油』を年間300万tも食べている。しかもその毒性はヒ素の100倍だ!」―国営ラジオ放送サイト・中国広播網が伝えた衝撃的なニュースは、瞬く間に中国全土に広がりました。

下水道を流れる悪臭プンプンの汚水を汲み取り、これにろ過や加熱、沈殿物除去などの作業を繰り返すと、きれいに透き通った「リサイクル食用油」が出来上がる。


湖北省武漢市の何東平(ホー・ドンピン)武漢工業学院食品科学・工程学院教授は「中国では誰もが『リサイクル油』を食べている」と断言。全国食用油標準化委員会油料油脂工作チーム長でもある何教授の試算によると、中国人は年間2250万tの動物性および植物性油脂を摂取するが、そのうち200~300万tが「リサイクル油」であるとされ、つまり、10回の食事のうち1回は「リサイクル油」を使用した料理を食べていることになるというわけです。


医学的研究によれば、「再生食用油」に含まれる最も危険な成分は発がん性物質のアフラトキシンであり、その毒性はヒ素の100倍にも及ぶとのことです。


これは、危険な話題です。


個人や企業の犯罪が2006年から野放しになっていたという問題なのか、それともそれが常態化している食文化ができあがっていて、レストランには「マイ油」を持ちこんで調理してもらうのが、当地の食文化なのか・・・!?


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