「豊田社長謝罪会見」と「泣き顔」
しつこく、再論☆☆■▼
豊田社長謝罪会見については、私のこのブログ で、その英語問題について言及したところ、営業部長「仁」さんからも反響がありました 。また他の英語ブログでもこれはさまざま言われているようです(*^▽^*)。
でも、このように『逐語引用』されることが少ないため、報道を含めて、いったい、公聴会では、何がその場でメッセージとしてコメントされたのか、具体的に認識しての発言ではなく、一過性の『印象』で終わってしまっていることが多いようです。
そこで、この豊田社長オリジナルの英語文章を英語セミナーで紹介したところ、セミナー参加者の皆さまから、様々なコメントを戴きました。
以下、ご紹介しましょう。![]()
1. たしかにちょっとおかしい英語だけど、周りの優秀なスタッフや役員の人たちが支えていないのがおかしい。1人、社長の責任というより、周囲の責任。日本では、社長を他の人たちが支えなくてはいけない。逆に、大トヨタなのに、社長が優秀な人たちを使いこなしていないともいえるのではないか。(`Δ´)
2. ご自分としては英語でキチンと対応したつもりなんだろうが、『裸の王様』だったのではないか。それに気づいていない。誰も何も社長に言ってないから、こうなる。ヾ(▼ヘ▼;)
3. 会社として『IR』の問題。リスクマネジメントの準備が十分されていたはずなのに、おかしい。こんなことで大きな損失を被るなら、英語の準備に何億円かけてもおかしくない。金をけちるべきでなかった。ずいぶん前にアメリカ入りしているのに、何を準備していたのか。(`・ω・´)
4. 通訳会社や専門家に聞いて準備していたのではないか?何を助言していたのだろう。(ノ゚ο゚)ノ
5. 文化の違いが大きい。章男ちゃん(このコメントをなさった方のおっしゃり方をそのまま引用させていただきました)『ゴメン、一生懸命やっているんだから、許してほしい』、といっているだけだが、日本ではそれで十分通じる。アメリカでは通じない。そのことがわかってない。(-。-;)
6. 社長はじめ、経営陣としては、心の底では、そもそもリコールに値しない、つまりリコールする必要なんかなかった、と思っているから、あいまいな感じで対応している。ブレーキやアクセルの効きは、乗る人の感性の問題、と副社長が言っていたのはそのせい。だから、そもそもリコール不要と思っているのに、強制的にリコールさせられたと思っているから、心底ではなぜ、という疑問が解けていないため、事実に言及しない、あいまい表現になっている。(;´▽`A``
というわけで、これ以外にもいろいろ、ご意見がでました。![]()
7. あえて、擁護するとすれば、これは(トップの英語コミュニケーション力の問題)は、『特殊トヨタの問題』であって、そんなに大きな問題とは思えない。一般的な問題ではない。実際、これとは比べ物にならないくらい、英語の練達の日本人企業トップを何人も知っている。豊田社長の場合は例外。グローバル企業とくに金融関係では英語の使い手は多い。メーカーの社長のIRでも、英語でちゃんとコミュニケーションできる社長は何人もいるし、知っている。(これは豊田社長の擁護、という意味ではなかったようです。)
8. 泣き顔は、本当に味方が出現したと思って安心したから泣いた本心の吐露。わかる気がする。正直な人柄だと思う。o(^-^)o
以上でした。
これに対する私のコメントは次回に、と思います。
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