スッキリ解決!英語&文化のコミュニケーション・セミナー
昨日は、アクセルについて、考えてみました


プリウスについては、ブレーキの不具合も同時に問題視されているようです。急加速してしまった後は、ブレーキしかないので、ブレーキの不具合はアクセルペダルよりももっと深刻ですよねハートブレイク


それでアクセルと同様、ブレーキは、ハイブリッド車と一般車とどうちがうのでしょうかはてなマーク


答え:プリウスは摩擦ブレーキ、回生ブレーキ、の二つを併用しているんだそうです。


でも、摩擦ブレーキは普通のブレーキですが、その『回生ブレーキ』っていうのは初めて聞く言葉です。!?


同じハイブリッドのホンダのインパクトでは、この回生ブレーキは使ってないらしいですね。ホントですかね。汗


そうなると今回のトヨタのブレーキの不具合は回生ブレーキがらみですから、それを使ってないホンダには起こり得ない不具合ということになる。DASH!知ってました?


ホントにそうなんでしょうか?


回生ブレーキの意味がわからないと、トヨタの今回のプリウスのブレーキ問題は、よくわからないことになってしまう。


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どうも、簡単に言うと、モーターは電気を与えれば回り出すし、逆にモーターを手などで回せば電気が発生しますよね。発電所も、基本的に火力も原子力も推力もモーターを蒸気や水の力で回してます。その為、電車も電気を流していればモーターとして回って加速しますが、電気を切ってしまえばただ回っているだけです。


そこに抵抗など電気を消費する物を繋げば、発電機として働き出してモーターは回りにくくなります。(回る抵抗が増す)その原理を応用したのが電気ブレーキです。


それで他に電気を逃がすので回生というらしい。電車で他の電車に電気を使わせるということで回生ブレーキは電車で使うようです。


ブレーキをかけて発生する電気を電線に返して(回生)やるという省エネ時代にぴったりです。電圧の高いところから電圧の低いところに電気は流れるという理科の時間に習った原理そのもので省エネ時代にピッタリですね。それなので、私には、回生ブレーキという用語をですね、クルマに使うのは間違いじゃないか、と思ったりします。まあ、定義の問題ではあるんでしょう。


要は、トヨタのプリウスが、ブレーキ時のエネルギーでバッテリーを充電しているというわけです。


トヨタの場合、意図的に低速時でのブレーキには回生ブレーキをまず使うようにしてあり、ブレーキペダルを踏むと、まずは回生ブレーキが働きその後メカニカルブレーキが作動する仕組みになっているそうです。(@ ̄Д ̄@;)


初代のプリウスに比べ,自重で70kg増え,その代わりエンジンは1500CCから1700CCに増えています.普通に考えれば,自重が増え,排気量が増えたのですから燃費が悪化しそうなものです。


でも、実は燃費は初代プリウスが1リッター当たり28Kmだったのに比べ,38Kmと大幅に改善されています.


こうしたことから、トヨタ方式での回生ブレーキは、ブレーキ時に発電した電気を使って、大きな省エネ効果を生み出すことを狙っているんだと思います。


ハイブリッドカーの燃費向上の秘密は,加速時のモーター・アシストと,減速時の回生ブレーキにあったんですね。そして、回生ブレーキこそが、他のハイブリッド車との違いだとしたら!!


実は、それが、トヨタの『営業上に秘密』でもあったんじゃないでしょうか!?


時速100kmのエネルギーは地上13階から落下するのと同じだそうですから,そのエネルギーを電気エネルギーに変換し,バッテリーに蓄えるのが回生ブレーキです.変換効率は40%なそうですから,大したものです.回生ブレーキはアクセルペダルから足を離した瞬間から働き,ブレーキペダルを踏むと機械式ブレーキも働く,そういう仕組みになっているわけです


こう見てくると、燃費や,バッテリーの充電を考えると出来るだけ回生ブレーキを使うのが合理的です.そうですよね。


しかしそれでは急な制動に不都合なこともあるでしょう.特に都市部のストップ・アンド・ゴーでは,どちらを取るかは悩ましいところでしょう.急制動が出来ないのも困るし,一方新型プリウスは,旧型や(こちらはもっと重要ですが)ホンダのインサイトに比べ圧倒的な低燃費を謳っているのですから,回生ブレーキがうまく使えないのは困ることになりますよね。


そういう意味で、トヨタとしては、ちょっと無理してでも、回生ブレーキ重視(燃費重視)策を取らざるを得なかったという事情があったのではないか、推測されます。ガーン


そのあたりに、本当の「不都合な事実」が潜んでいるような気がしました。おこる


このあたり、先日のトヨタ社長の記者会見の「直接原因を説明していない態度」や「ブレーキの故障ではない.感覚の問題」という,いかにも不適切な回答の裏には、実は、この対ライバル対策の無理さがあったのではないかという感じがします。


このあたりもう少しテクニカルな分析がどこかで解説されていないでしょうかね。そうすると、どうして、社長会見で、質問者への相手目線つまりアイコンタクトが交わせなかったのか、無意識の底にある、トヨタ首脳の本音が解明されるような気がするのですが。

このように、ディープカルチュア(深層文化)を発見するときに、意外と知られていない、しかし前提になる事実問題を解明することが大いに役立つことがあるんですよね。

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