外国送金の怪談☆☆■▼

スッキリ解決!英語&文化のコミュニケーション・セミナー

ごく簡単な外国送金の手続きについて、です。


当社で使用するテキスト類をイギリスの親密先パートナー企業から入手して、インボイスつまり送り状をもらい、決済しようとしました。簡単なことですし、快くえらく値引きもしてもらいまして、現地VAT分まで負担してもらったので、3万円にも満たない少額送金ですみます。有難いですね。パートナーは。


先週金曜日、ちょうどセミナーをした帰りだったので、ちょっと寄り道して、取引先の東京三菱UFJ銀行の通りすがりの支店に立ち寄り、外国送金のカウンターに行きます。


用紙に書き込むので、用紙をもらい、インボイスを参照しながら仕向銀行を確かめ、窓口へ。他の窓口は5分とか書いてありますが、外国送金の窓口表示はすぐ次の番号なのに、待ち時間23分とあります。ずいぶんかかるな、どうしてかな、と思いつつ、まあ、セミナー終わってゆっくりするんだから20分かかってもいいや、と思って書類を書きこみました。


印鑑ないけど、サインでいいかな、と思いつつ、すぐ番号が呼ばれました。以下、窓口での会話・・・じゅる・・


「個人ですか?」


『いや、法人です。』(見りゃわかるでしょ。法人名での送金ですよ。)


「現金ですか?」(むっとして)『そうです。2万円ちょっとですから。』むっ


「それでしたら、法人の登記簿謄本が必要です。」涙


『・・・』(なんで?2万円送金するのに、登記簿謄本が必要なの?)キャハハ


「現金を法人が送る場合、登記簿謄本が必要です。もしなければ、会社の通帳と印鑑が必要です。印鑑もお願いしますよ。届け出印で結構です。でもサインではできません。」(通帳なんてもってきてないよ。互いにサインで契約しているのに、ここでどうしてハンコが必要になるわけ?)


『・・・どうしてなの?じゃ、せっかく来たのに、これじゃ面倒だから・・・立替払で自分個人として、今払うわ。会社に戻るのは面倒だし。』


『その場合、個人でのお取引になりますので、本人確認を示す書類と送金理由を書いたものが必要なんですがお持ちですか?』 (これは会社のアカウントだし、今度は会社の送金をなんで個人で払うんだと質問されるとなると余計面倒になりそうだ。)


『どうして、会社の2万円ちょっとの外国送金に登記簿謄本が必要なんですか?』!?


「テロリスト関係で・・・・」


『テ、テロリスト???』え゛!


これが交わされた会話です。さすがに銀行側もマズイと思ったらしく、すぐ丁寧に詫びつつも、「規則ですから・・・」の1点張りで、結局、送金あきらめました。出直すことになったのです。現状では銀行のカウンターでは、2万円余りを簡単に外国送金できないんですね。


どうすれば簡単に済むのかな?


銀行も私も、どちらも気まずい不満が・・・これでグローバル化なんて、とてもとても、無理、というかなにか非常に不思議な気がしました。


だって、私、シティバンク銀行の口座をもっていますが、これだと、外国にいって現地で日本円口座から現地通貨を引き出せますよ、そういう時代なのに。なんで、日本からわざわざたった2万円送金するのに、こういう理不尽なハードルがあるのだろう、と思った次第。


逆に海外から日本に送金するときも、同じようなハードルが設定されているんでしょうかね。テロ対策として。マネーロンダリング対策として。(でも2万円でマネロンする、ということはないんじゃないでしょうか?繰り返すと巨額になる、ということなのかな?)


凄い無駄だとおもうけど。えー


不思議です。

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