スッキリ解決!英語&文化のコミュニケーション・セミナー-100305_1321~01.JPG
オトヒメ
っていうモノをご存じですかねェ。!?


私は、異文化コミュニケーションのセミナーに参加したときに、外国人の女性から面と向かって、いかに日本に来てそれがヘンなもので、何のために使うのわからなかった、と言われた初めてその存在を認識した次第。


女性トイレには常備されている、とおっしゃる。外国では見かけない装置だという。


ウオッシュレットのことか、と思ったら、機先を制されて、そうではありません、オトヒメです!って言われて、キョトンとしていたら、男性トイレにはないんですか?と突っ込みがはいってきました。汗


そんなものはありません。ありませんよね。


では、高級ホテルの男性トイレにはあるのでは?という質問なのですが、私の仄聞する限り、高級トイレというものがあるとしてもその男性用個室にはオトヒメなんて、存在しない、と思うんです。(どなたか、そういう装置がある男性トイレご存じでしょうか?)


確かに、これは「用をたす」というトイレ機能には無関係かもしれません。でも厳然として装置が今や女性用トイレには常備されているらしい。


昨日の英語セミナーでも女性陣は全員「男性トイレにはオトヒメないんですか?」と非常に驚いておられまして、中に1人の女性が「いや、男性トイレにもありますよ!」と断定されていましたが、どのように確認されたのか・・・男性陣は全員「オトヒメ?何、それ?」という反応。うち1人の男性は、「そういうものが発明されたというのは何年も昔に聞いたことがあるけど、ナニそれ今そんなに普及しているの?知らなかった。」というお話をされていました。私も実は、同じ感想で、そう言われると、そんな発明品があったな、と思っていましたが具体的にお目にかかったことがなかったのです。っというわけでこれが全員で大論争に。


英語セミナー終了後、くだんの女性がエレベータまで見送りに来ていただいたときに、途中にあったトイレの前で、「ホラ、今聞こえていますよ、アレですよ・」とおっしゃるので、耳を澄ますと、確かに、「聞こえる!」つまりトイレの外の廊下まで聞こえるんです!!


これって、音が大きすぎませんか!


かえって、恥ずかしくないんでしょうか?


私なんかは始めからそういう音だという音の正体を知らないので、聞こえていても無視しています。聞こえているのに、認知していないんですね。認知心理学でいうところの、インフォメーションフィルタリングの一面ですよね。普段うるさいところでも自分の名前が聞こえるとそれはハッキリ認識できる、という場合とロジックは同じです。自分の認知の枠組みが形成されていると雑音や混乱情報があっても認識できるし、逆に認知の枠組みが形成されていないといくら情報がもたらされていても認知はできていない、というわけです。音符


でも廊下に漏れてくるこの音の本質を知っている人は、ヘンな感じを持ちませんかね。使うのが当たり前になってくると、本来の目的をいつのまにか忘れてしまうのかも。三日月


外国では、このあたりどうなんでしょうかはてなマーク


Private vs Public のジレンマ枠組みからすると、日本人の場合、やはりこのPrivate感が非常に広い、My spaceというのを非常に気にする。だから、バス・トイレ一体型のユニットバスで入浴中に、部屋をシェアしていたパートナー(女性)がいきなり入ってきて用を足し始めたのに仰天したという女性がいらっしゃいました。英語セミナー参加者の発言でした。これも同じで、プライベートのスペース感が違うのでしょうね。キラ!


個室トイレのドアの下が、日本ではキチンと床までシールドされているのに、外国のトイレは下が、すかすかで開いていますよね。これもプライベートのスペース感が違うんだと思います。


これはトライアンドエラーで「慣れる」、「馴れる」、しかない問題かもしれません。気にしていると用を足せないので、非常に気になっても結局用をたすという目的の前にあえなく「気にする」繊細な要素はどこかに雲散霧消していく、感じです。もうこんなもの当たり前に使いこなせるんだものの・・・という自慢げな感じでしょうかね。(よくわからないけど汗


プライベート感の違いが、人の本来持っている縄張り意識と無関係とはいえない、と思います。日本人は縄張り意識が強いのかも。

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ハート②個人向けセミナーというかワークショップをやってます。
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