キムヨナ選手は今回オリンピック出場全選手の中で一番収入の多い選手だそうです。800万ドル![]()
それなので、「SP終わって仕事の半分を終えてあと半分やればいいの」、的大人の世界なんですね。
それにしても、浅田真央チャンは、やはり「可愛らしさ」(かわいーイ―の世界)ですよね。
「可愛らしさ」 vs、キムヨナは007ボンドガールの色気つまり「アダルト」。
『可愛らしさ vs アダルト』
このディープカルチュアの差は、大きく存在しています。
これは日本以外の地域でアダルトが主流で、ドイツで可愛らしい女性にはあったことはないし、本人たちもそういう意識は全くない、ようです。
日本の可愛いグッズや漫画が海外でも人気ですが、それはあくまでサブカルチュアの世界。人々の心の奥底にはアダルトと子供っぽさとは全く両立していません。今話題のトヨタが日本のCMに「こども店長」を登場させていますが、それは、海外ではご法度。とくに西欧では、全く理解できない、つまり子供に媚びる日本社会独特の臭いがします。
バックストリートボーイズ(BSB) が来日公演していますが、彼らも30歳。日本の「嵐」というグループの男の子たちも同じ30歳。
日本ではアダルトであることはむしろ大人の悪い面が強調されてしまっていて、アダルト=悪、可愛い=こども=無垢 という文化的刷り込みがされているのでしょう。![]()
これは、海外でマーケティングするときに注意が必要です。選手の演技もマーケティング。外国人審判が共通して心の奥底に共有する深層文化としては、こどもらしさ、可愛さは、アダルトでない、つまり無価値なのですね。![]()
フリーの選曲、ラフマニノフの「鐘」も、もともと非常に重厚で深い社会的背景を持っています。だから浅田真央チャンの可愛らしさとは正反対に位置します。浅田真央チャンも人間です。自分とは違うものに憧れるもの、それでこういう選曲をしたんでしょう。
でも、このジレンマは、難しい。というのは、ジレンマを感じるのは見ている審判だからです。アダルトな選曲でアダルトな演技であれば、審査員の期待と一致します。それなら、うまくマーケティングできています。でもその審査員の期待にずれると、、マーケティングは失敗です。![]()
浅田真央チャンは、このマーケティングで失敗しつつある、ように見えます。
3回転のジャンプもそうです。トリプルアクセル=審査員は、それに、満点以上の点は与えられないのに、浅田真央チャンはそれにこだわって点にならない結果を追い求めています。これも結果重視のアダルトからは、理解できない自己中心的なこどもの発想といわれてしまう。
そうなると、技術的に見ても、結果への戦略をキチンととっていないので、ターゲットへのマーケティングつまりニーズどりに誤りがあります。
そういうマーケティングの戦略性をなくしても「可愛ければ、いいの」、という評価も、もちろんOK。
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