これはたまたま偶然に、今日見た日本工芸大の卒業制作展のひとつ。いろいろな気づきがあって、大収穫。
まず、バーのテーブルが闇に光っているところ。良く見るとグラスの下のテーブル表面に丸いドットの輪が見えます。それぞれのグラスの下にテーブル上に輪っかがふたつ。
これが、実は、グラスを挙げて飲んでまた下ろしたときに、別の離れたところにおいても、同じテーブル上の輪っかがまた、点いてくる、という遊びの仕掛け。テーブル上どこにグラスを動かしても、この輪っかの模様は同期します。これは面白い。これはバーでの仕掛けとして使える。と1人思った次第です。
それで、瓶やグラスもこういうLED照明だけにすると、実にあざやかでキレイで奥ゆかしくなる。あまり整理されていない小さなバーのカウンター周りも非常にtidyに仕上がります。
というか、卒業制作展なのに、こういうバ―の意匠にだけ、気を取られてしまう。気をつけないと。
これはプロダクトデザインの学生のコメントなんですが、作品はともかく、そのコメントに惹かれました。「自分の中に或る『当たり前』が壊れた時の不安、そしてその小さな発見がわくわくした面白さを引き出す、それがいい』という内容です。そのとおりですね。
こうした場所やプロダクトの意匠には、日常の空間やモノを題材に面白さを作り出すのですから、この挑戦的疑惑の視線が欠かせません。
ところで、異文化コミュニケーションは、異文化紹介ではありません。好奇心を満たす珍百景の紹介でもありません。
自分の中にできた、当然やノーマルが壊れたときの不安を、ワクワク感に代えて自分の内面をみつめなおす、それが異文化コミュニケーションです。そして、それをただ自然にまかせるのではなく、アートにできる、それのフレームワークがある、それを伝えたいのです。![]()
最近それが異文化紹介と誤解されているのでは、と思い始めました。![]()
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ミニセミナーやってます。ワークショップです。
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