現代はどういう時代でしょうか?
現代はポストモダン的状況にあります。それは市場、規範、法律など人間の行動を規律していたアーキテクチャーという「大きな入れ物」・「大きな物語」的世界が終焉し、個人個人のストーリーが中心キャラクターになる「パーツ」の組み合わせ社会に移行しつつあります。
それが2000年代の時代潮流です。
結果として、格差社会を作り出し、勝ち組と負け組という2分化が進みました。それが「稼ぐが勝ち」の世界、一発逆転主義(ホリエモン的な)の失敗を目の当たりにして、現代のビジネスパーソンは大きな会社だとか組織など自分が属しているものへの魅力を見直し(日本で一番大切にしたい会社)を誇る人たちもでてきました。「品格」を重視する風潮も同じです。(品格など関係ない、強ければいい、という朝青竜的世界観)
しかし、他方ではもうひとつの方向も見えています。それは自律したプロフェッショナル同士が、覚悟を決めて、アソシエイションを組み、相互の関係開発をめざす方向です。
そのような私たちを取り巻く外部環境はどうなっているでしょうか。
企業も個人もグローバリゼイションの中、世界大競争(メガコンペティション)に巻き込まれています。その中でサバイバルしていかなくてはなりません。
ところが、たとえ大きなもの・伝統的価値や自分の所属組織を見直していく方向に行く人も、自立した厳しい個人を確立していく中で連携をはかる方向をめざす人も、どちらもこの環境下でグローバリゼイションにどのように対処するのか、という難題を抱えているのです。
なぜでしょうか。
日本企業も日本人ビジネスパーソンも、このグローバリゼイションの中での異文化、つまり自分と異なったものへの対処の仕方が非常に不得意なのです。
違ったものへの拒絶からは何も生まれません。それは自分の無意識の世界に埋め込まれたロジックを探り当て発見し、違う文化・違う考えや行動をとることがノーマルと思う人たちの「底」にある隠されたロジックを見出し、理解しacceptするスタンスから新しい自分そして違う人や世界との関係性を見つけ出すことができまるのです。
それが異文化人間関係論ワークレームであり、その本質的スタンスです。
そのための認識ツールや学びのルールいをぜひとも日本人ビジネスパーソンたちと学びとり共有したい、それでお互いにpersonal growthしていきたい、それが私のミッションです。