お盆ですね。
私の実家でも、昨日お盆参りが済んだとか。今年は早目です。
例年はご先祖さまに日本でご挨拶出来たけど、今年はコロナで帰れない。泣
日本でも帰省を控える動きあるとかで、家族に会えず心細い夏を過ごす人も多いのかしら。
心の中にDNAに、繋がりは宿っているけど、寂しさもある。
先月末の夫の弟の結婚式では、沢山の儀式があり、もうお参りはお腹いっぱい!と思ったけど
逆に自分の家系の温もりを求めてホームシック気味。
亡くなった家族はみーんな、私の事を応援してると勝手に思っている。笑
私も、ご先祖さまのことが大好き。
去年の今頃、妹の子どもたちが公園で作ってくれたブーケ💕
私の先祖は本州を離れ、北海道に入植した人たち。父方の両親、母方の祖父母の時代のこと。
それまでの常識を越えて海を渡り、
生きるため、大きな夢を叶えるために
慣れ親しんだ環境を後にした人たち。
辛く苦しい出来事の数々も
まるで一大冒険や恋話の様に
キラキラ笑って話した祖母。
多くは語らず、凛とした存在感で
あり方を示してくれた祖父。
生涯1人の絵描きであり
熱血教師だった父。
向こう側で見守ってくれているけれど、今も会いたくてたまらない。
サッポロビールでも知られる星のマーク。開拓時代のシンボルだったそう。
辛い時も北極星を見上げるように
理想を胸に秘めながら、
大地を耕し命を繋いでくれた
先祖を忘れることはないだろう。
(あ、ビール飲みたくなってきた。笑)
ここ数日眠くて仕方がなく、昨日今日はガッツリお昼寝。村での一大イベントでエネルギーを使ったせい?
この8月の時期、実は北インドの村でも、先祖の御霊や精霊が降りてくる時期とされている。
新婚のお嫁さんは今月「不吉な物から身を守る」という理由で実家に帰る習慣があるそう。義弟のお嫁さんもお暇をいただくらしい。日本の習慣に似てるよね。
そんな中、村に住む義弟サンニは、今日から新しい仕事へ初出勤とか。
隣の隣の村のお店で会計士。
続いてくれよと願うばかり。
7月末に村で話をしたら急に怒り出した義兄①のその後は、先週ラーキーと言うお祭りで会いに行った夫によると、
「反省」したのか?夫にうるさい事を一切言わなくなったそう。
その上、奥さんである夫の姉①は、手作りのスペシャル料理を夫に持たせてくれた(私は行かないと決めてたもので)。
「ゴメンね」の印かな?愛情のしるしは素直に嬉しい。
インドと日本、お互い先祖から受け継がれるやり方は違っても、
心は自由に理想を求めて、
愛を忘れず繋がりながら
助け合って生きて行きたい
そんな思いを持つのは、みんな同じだと思う。
人間であれば誰でも
この広い広ーい天の下、
誰かが耕す大地の元に
産み落とされて生きて行く。
インドも日本もアフリカも
恒久の流れは変わらない。
足元ばかりを見ていると、足がすくんで足を取られて、いさみ足で上げ足を取り、戦ってしまいそうになる。
だから頭を上げて、広くて冷静な視点を忘れずに、無駄に争うことなくこの地で過ごして行こうと思う。
争うつもりは全然なくても、この地の人間じゃない私の周辺では、意図せず騒動が巻き起こることもある。
そのことも、これから自覚しておこうと思う。
今日、昼寝から目が覚めたら、天から温かい眼差しが注がれているような安心感を感じて、身体も大分楽になっていた。
ご先祖さまに見守られている。笑
たとえそうじゃなかったとしても、
そう思っておいて損はないのだと思う。
インドにも空があってよかったと、変な事を思った。笑
空想や妄想をする自由や、
理想を言っても大丈夫な空気が
私たちには与えられている。
インドの田舎では、教育不足や貧困が起因してか、
「幸福」と言えるような人間性を保てないどころか、違法ドラッグに手を染める若者が増えており、
身近にその様な事があれば驚くし、心配極まりないけれど。
私としては、
「現実」が見え始めたことは
嘆くべきことでも
恐れるべきことでもなく、
私自身が少しずつ、足を踏み出すことが出来た証だと感じる。
だから頭を上げ気を引き締めて
その上で、
罪を憎んで人を憎まず。
人の良い面を見る心を大事にしたい。
ショックで恥ずかしくて苦しむとか、
大事なのは、そこじゃないから。
私の父は、時に非行少年を少年院に送らなければならない人生だった。
でも決して若い人が生き直すことを諦めたり、見限ったりしなかった。怒り悲しみ悩む姿を、私もそっと見た記憶がある。
パパ、見守っててね。笑
ここで
みんなで幸せになるって
私は決めたからね。
父との会話が止まらない日。
インドにもお盆が来ました。