先日の日曜日はインド全土で7時から21時まで外出禁止に。
毎日食べる物だけ少し買い足し、いつも通り家事をして過ごす。私は1日家にいるのは慣れっこだけど、夫は滅多にない全日休。いっぱい休んで、好きなゲームして満喫してた笑。
朝は野鳥の声で目覚めた。早朝のクラクション(商店の納品業者)もない。屋上に出るとキレイな青空。幹線道路にも車は数える程度。うるさいバイクも消えていた。
ここは楽園ですか?って笑
夕方5時には、医療従事者や軍や警察など休みなく働く人たちのために、各地で多くの国民がバルコニー等に出て拍手や鐘、ターリーと呼ばれるステンレスの皿を打ち鳴らし、感謝の気持ちを表現。(日本でもニュースになったよう↓)
フライパン鳴らし拍手喝采! 住民らが医療従事者を激励 インド各地
私たちも大家さん一家と共に盛大にお皿を打ち鳴らした。人口密集でお祭り好きの下町だけど、こんなに町内の気持ちが一体になる体験は初めて。

月曜日には都市と州境の封鎖、いわゆるロックダウンが始まった。月末までの予定。即断即決、即日通達されるインド政策だから、たった1日の外出禁止で終わる筈はないと覚悟していた。
狭いと嘆きながらも引っ越せなかったウチのアパート、一階が商店なので閉店の日も日配品は買えて助かるー!
今日24日からここチャンディガールでは、都市封鎖が外出禁止令へと変更・強化された。 出れるのは病院くらい?不要不急の外出は、お馴染み「棒を持ったポリス」にバシっと叩かれる。ウチの町の入り口にも、片手に棒のポリスがスイング練習してた(懲らしめ程度です)笑。
今後「外出禁止令が緩和される時間帯」を随時通知するとか。買い物に行けたとしても、1週間こもれる準備は必要そう。
日曜の外出禁止令、春分の日を境に、
これまでとは違う世界が始まったような
不思議な感覚がある。
夫は今月、仕事の売上げ目標を先週土曜までで達成。こんな早いの初めて。おかげで毎日送られてくる試験以外は自由時間。
折しも今日は新月。
新しい習慣を始めたり不要な習慣を手放すのには良いタイミングでもある。
この3日間夫が家にいてくれるおかげで私の日々のストレスが消えた。私のストレスって①いつも1人で心細い。②家事を一人でするの無理。③笑いが足りない。ってこと。
見事に消えた。笑
(新しいストレスは増えそうだけど)
夫が家事をしたりゲームしてる間、私も安心して「したかったのに出来なかった事」が出来る。メニューは、
ヨガ
プラナヤーマ
運動(縄跳び、ボリウッドダンス)
瞑想、チャンティング
ヒンディー語の勉強、等
好きな事を、好きなだけできる!
望んでも、何故かどうしても出来なくて、自分を責めて撃沈していた。でも忘れられない好きな事たち。
自分のケアも十分出来ない程、日常が大変だったなー(既に過去)。
この封鎖は永遠と続くわけじゃないけど、私が何が好きだったのか、何を大事に生きて行きたいか、どうやったら理想に近づけるのか、じっくり見直す良い機会。
各ソーシャルメディアでも世界中の友人がロックダウンを有意義に過ごすためのリンクを提供してくれている。
北イタリアの友人も強気で耐えている。カリフォルニア、ニュージーランド、チェコやドイツの友だち、スペインの教え子も。インド人はユーモアを忘れない。そして日本は社会活動を再開してる様子。。各地の感染拡大が止まること、祈るしかない。
人口13億のインドでは、厳重な措置が必要。
。。なんて書いていたら、新たに首相の発表があり、全土での封鎖措置を21日間延長するそう。
長いねー。でもほとんど家で過ごす下町の主婦たちを数年見てるから大丈夫かな。
インドの人びとは素朴で素直、家族、友人、地域との絆は縦横無尽、愛国心が強くて好奇心旺盛。根拠のない絶対的自信と独創的で莫大なパワーをフツフツと秘めた人びと。笑
これからも、一緒に頑張って欲しい!笑
私は今までいっぱい文句も愚痴も漏らして来たけど、やっぱり、インドに来て良かったと思う。この下町に住んで良かった。夫と結婚して良かった。
素直な人と出会えて、少し心に余裕が出来て、良心が芽生えて、明るい夢が生まれてくる。
この日々は奇跡の連続かもしれない。私たちは望む楽園を一から作ることができる。普段は気付けなかったんだよね。
地上の楽園も、家庭の平和から。笑
今を大切に、最善の日々を送れます様に。。
あと21日。