配偶者ビザ、2度目の更新 | 北インド☆ゆるヨガライフ

北インド☆ゆるヨガライフ

ヒマラヤで出会った夫と、北インドローカル暮らし8年目。
お見合いが主流のインドで年の差婚、3度の流産、文化や習慣の違いに奮闘中。
スラム支援のNGOで働いたり、子宮腺筋症と共存しながらゆるーくヨガを続けたり。
40代インド生活の気づきと学びです。

配偶者ビザ/Entry X-2(1年)の更新時期が来た。更新が近づくと私より先に夫がソワソワと急かしてくれて有難い。笑

 

実際、担当部署の職員の英語は??なことも多いので、細かいことは夫に問い合わせてもらうことが多い。こうやってマメな夫がいなかったら、インドで生活なんて出来てないであろう私。

 

私はまず、「必要書類をぜーんぶ揃える!」ってしがち。それって日本では当然だもん。でも、インドはちょっと順番が違ってる。

 

インドではまず、「とりあえず申し込む!」。そう、想定される必要書類が全てなんて揃わないうちに。ナゼかと言うと、毎回毎回、必要書類がビミョーに違ってくるから。(何が本当に必要」か、フタを開けてみないと分からないことも多い)

 

そして追加・訂正・また追加、、、と、

後からやることが増えるのは必須。

 

以前は、前回と言ってる事が変わったり、担当者によって違ったりして、いちいち準備する度に一喜一憂してたけど、ようやくこれがデフォルトと理解した。

 

前もって気を利かせすぎた準備はせず

言われた事だけしとけばいいのって

まさにインド人気質。

 

でも、ここではそれでいい。笑

 

 

今回の更新でも謎なことが色々で、終わってみたら真相は霧の中。でも更新できれば、それでいい。

 

 

 

オンラインで申請書を作成すると、2ページ目では必要書類のリストが出て来るので、それを1つずつ選択して適合する書類のPDFファイルをアップロードするようになってる。

 

リストが5つあったら、その全ての書類をアップしないと「申請する」ボタンが送信出来ない。なので「Affidavit」「ID Proof」「Request Letter」など、ザックリとしか書いてないリストに見合う書類を、まぁ適当にアップロードして行く。笑

 

全部アップしたら申請ボタンを押し、FRRO本部での処理が始まる。(オンラインで繋がっているので、実は「申請する」ボタンを押せなくても ーー 書類が全部アップされてなくても、地域のFRROオフィサーは保存した案件を閲覧出来るみたいだ)

 

 

今回は申請した翌日夕方、足りない書類を催促するメールが来て、オンライン上で保存した申請書を開くと、追加のリストが表示されていた。しかも、5つも!

 

あらかた必要な書類はもうアップしてあったので、どういう意味かとオフィサーに電話する。すると、割と親切な田舎のおっちゃん(アムリトサル市のFRRO事務所のオフィサー)が、ザックリした英語で説明してくれた。

 

すると、5つと表示されてたものが、3つで良いと言う!笑笑

 

内容は分かったので、3つの書類を作成しに走る。①「夫の銀行明細」、②公証人に作成してもらう「誓約書」、③パスポートオフィスに行き、夫のパスポートに妻の名前を記入した後の「夫のパスポート」。①②はいいが、③は難しかった。

 

市内のパスポートオフィスで出来ると説明されたけど、行ってみると窓口で「出来ない」と。たらい回しの結果、やはりそこでは出来ないので、夫が昔パスポートを作成した5時間山を越えたシムラーという州都に行って、パスポートを更新すれば名前が記載出来ると判明。

 

それ、多分1ヶ月かかる奴。笑

 

 

なので再び夫がオフィサーに電話して伝えると、

 

「じゃあ書類、2つでいいよ」って。

 

「いいけど、パスポートに妻の名前は入れといた方が良いと思うよ、今後はね。それと、夫婦の共同名義の銀行口座もあった方がいいよー」と、アドバイスをいただいたそう。

 

。。友だちか!?笑

 

 

結局5つ要るはずだった書類が2つになつた。!!

 

 

夫は「めでたし、めでたし」みたいな顔で、何も疑問に思わないらしいので、まぁ今後もインド人同士でテキトーにやってもらおうと思う。

 

 

ところで。

ここ2、3年で各方面の法規制が厳しくなったおかげか、「ワイロ」の影はまったくと言って良いほど見かけなくなった。

 

手続きが全面オンライン化したために、直接職員と対面することもない。

 

インド政府の管轄下であるFRROのサイトにも「申込者は事務所に出向く必要がありません」と明記されている。

 

(ただ、審査の過程で居住確認のため自宅に来る警察官は要注意。)

 

 

質問したらワイロとられるんじゃないか?

失敗したら(    同上    )??

 

なんてビクビクしなくても良くなったと言うこと!

 

分からない事があったら気軽に聞いく権利はあるし、間違いがあれば普通に訂正すれば良いだけ。チャンディガールは特に法律遵守を遂行していて良い街らしいけど、地方でだってワイロが明らかに「違法」なのは確か。

 

もし請求されても渡さずに、役所に訴えればその担当者は咎められる。

ワイロ如何により書類の申請が滞った、と聞いた時代はもう過去のもの。

 

インド、みるみる変わってますよー!

 

これからの変化にも期待したい。

 

 

余談ですが。

うちの夫の亡き父親は、田舎の警察官だった。何となく、参考までに聞いてみる。

 

「お義父さんって、ワイロ取ったのー?」と。笑

 

「うん。。それがね、」と夫。

 

「他の人みたいに、ワイロ取ってみたんだって。そしたらマンミが病気になっちゃって。」

 

え?

 

「それから二度とワイロは取らなかったって。」

 

へぇー。なるほどねー。夫の話はいつも「日本昔話」みたいだけど、ホンマかね?

 

 

と言うことでインド人でも、不当にワイロ取ったら家族が病気になる!!って信じてる人もいるみたいです。因果応報。バチが当たる。

 

ま、そりゃそうだ。笑