空いた時間に日々の出来事や、心の揺れを書いてみるも、色々あり過ぎて未消化なのか、最後まで書き切れず時間切れ。
またそんな1週間。現実は忙しなく、刻々と変化して掴みようのない様な、一方でとても大切で大きな変化の只中にある様な。
「今朝は良い天気みたいだから、車で近所のドラッグストアでも行こうか」
「いつも」の様に、そんな事を思って目覚めると、インドの三丁目で暮らしてる自分に気づきハッとする。
大雪山の麓に素敵なカフェ&ロッジが出来て、家族で訪れバルコニーから山々を望む眺めを楽しんでいる途中に、目覚めることも。リアルすぎる感覚から目覚めても、数分は現実に戻れない。
今はインドの暮らしを肯定しながらこの日々をこなしているけど、かつては日本での生活を愛おしんでいたこと、今更のようにフラッシュバックで蘇っている。
料理やお皿洗いをしていると、パカパカと脳裏に映像が浮かぶ。以前は何とも思っていなかった様な、地元の通勤途中の交差点、並木道。コンビニ、近所のスーパー、神社の前の分離帯。意識が飛んでいる訳でもないのに、何でもない画像が突然目の前に浮かんで、不思議に思いながらも、現実の不可抗力に従って日常は続く。
最近は忙しく目の前の事をこなすばかりで、先など見えなくて、自分の時間を楽しむ事まで手が回らなかった。「手を休めては、気を抜いていては」風邪やアレルギーにもかかりやすく、ボヤボヤしてるとタクシーや商店でぼったくられてしまう緊張感。
何となくいつも、
「負けてはいけない」と
気を張っているインド生活。
近頃、眠ることが楽しみになっている。スイッチをオフにして、心は自由に懐かしくも美しい故郷の大地を羽ばたいているのだろう。
私はつい日本とインドを比べて、「日本は〇〇だったから、インドに来て良かったんだ」と、自分の道を正当化してみたり、逆に「インドは〇〇で日本の良さが身に染みる」と苦労アピールしてみたり。
でも行ったり来たりと彷徨う私の無意識は、どちらにいても、何をしていてもただ、幸せを探して歩んでいること、その感覚だけを強烈に伝えて来る。
「目標」や「目的地」に達すれば、幸せが叶うのではないかと、息を切らして、今の自分を置き去りにして、不安の中走ってきた今までの私を振り返った。
毎日お疲れさま笑。
もう、不安にならなくていいよ。
よくやって来たんだよ。
あの頃、何にもない町だと思ってた故郷の風景が今、教えに来てくれていた。何かを成さなくちゃ誰かにならなくちゃと走り回りながら、人に言える夢もなくがむしゃらに生きてた筈なのに、どうしてそんな日々を愛おしく思い出すんだろう。
今も、つたない夢はある。
やるべき事も、いっぱいある。
破れかけてる夢もある。
諦めるのが怖いのだ。
でも。大病もなく、愛する人と暮らし、お腹いっぱい食べられて、仕事も忙しく、毎晩よく眠ってるっけ笑。
関東大震災と大戦を生き抜いた明治生まれの江戸っ子の祖母の口癖を思い出す。
「口は動かさないで手を動かせ〜」笑
それだけで、十分幸せなんだってこと。
さっき夫にも言ってみた。
「これって今、全部夢なんじゃない?て思うことあるんだよね」って。
「そうだね、夢かもね〜。でもハッピーだね!」と夫。
。。。
何かといつもハッピーな方です。笑