サバイバルでは終われない | 北インド☆ゆるヨガライフ

北インド☆ゆるヨガライフ

ヒマラヤで出会った夫と、北インドローカル暮らし8年目。
お見合いが主流のインドで年の差婚、3度の流産、文化や習慣の違いに奮闘中。
スラム支援のNGOで働いたり、子宮腺筋症と共存しながらゆるーくヨガを続けたり。
40代インド生活の気づきと学びです。

シンプルで慎ましい毎日。ささやかな幸せ。

そんな分かりやすいものに憧れてきたと思う。

 

物が溢れなくても豊かさを感じられること。

情報に頼らなくても必要なものを得る力。

 

五感を澄ませて感じる無限の豊かさ、

直感を磨いて無駄をはぶくこと。

 

。。。



でも今は、ずっと手前で行き止まってる。


 

 

「無駄なもの」は本当はないし、

「不要な経験」も存在しない。

 

それが府に落ちるまで、憧れは続くのだろう。

 

 

 

 

昨日は少し、はっとする出来事があった。夕方、夫から「ヤキモチ」メッセージが来たこと。。私が「誰か話し相手がほしいな~」と言ったら、『誰か』の意味を誤解したみたいで、

 

「じゃぁ日本に帰って、好きにすれば。」と(汗)

 

 

いつも温和な態度の彼にしてはめずらしい反応。で、私の一時帰国まで3週間を切ってることもあり、むしろ何もないかの様に明るく振舞ってくれてたのが、気を使って、ちょっと「無理」してくれてたのかもと思い当たった。

 

色々ガマンしてたら、出て来ちゃうもんね。もちろん私の言葉足らずだったのだけど。

(『あなたと』話がしたいって意味だった。)それで夫の帰宅後、ゆっくり話す時間を作ってもらって、誤解も解けたし良かったんだけど。。。

 

あの時一瞬、ドキっとした自分がいた。

 

 

私が「他の誰か」と話したいを勘違いした夫は、他にも

「どうせここにいても面白くないんでしょ」「僕と一緒にいても体調が悪くなるばかり」「どうしていつも心配ばかりかけるの?」と、普段絶対口にしない事を続けざまに言っていた。


ええー、そんなことないよー、って返してたんだけど。。。

 

 

多分、それが本当の本音のところかも、、、



「目的を」達成せずに弱音を吐いちゃいけないから、言えずにいる気持ち。「夫を」傷つけてはいけないから、見てみぬ振りに慣れっこになって行った本音。何を優先させようとも、「自分の気持ちを」無視しているのは結局、こうやって露呈する。夫も傷ついてるし、私も、そして目的(インドで生活基盤を造るという)も、グダグダになりかけてる。

 

 

更には「一時帰国」に心を奪われているせいか、夫も毎晩クリケット中継に没頭し始め、向き合ってコミュニケーションを取ることは後回しに。

 

「ささやかな幸せ」や「普通の家庭」が欲しかったとしても、それは「不屈の精神力」と「甚大なる努力」の上に築かれた、氷山の一角だってこと、何となく感づいて来た。。。

 

 

私が「誰か」と話をしたがってると誤解されても、誤解を解けば済む話だけれど、「いつも僕を心配させている」、「つまらなくて病気になっちゃうんじゃないか」っていう所に一番ドキっとしている自分がいる。

 

基本、毎日一人で過ごしても平気だと思ってきたし、「構ってちゃん」ではないと断言できたはずなのに、ひょっとして、「無意識」でやっちゃってるのでは?という疑念がムクムク。



人を心配させる趣味はないはず。。。ん。。。?

 

 

いや、思い当たってしまった、これが。私、本当はかなり困った部類の「構ってちゃん」を無意識で演じていたことに。。。!!



それも、潜在意識のかなり深い所で、深刻な事態になりかねない奴を。汗

 

 

「自分の感覚を最優先させること」を、

一瞬一瞬、偽りなく積み上げること。

 

 

それを、少しずつ怠ってきたことが、

この前の出血多量、緊急手術になった。



今振り返ると何の余裕もなかったな。

出血が酷く、危ない状態だった。


3度目の流産が分かって処置をして自宅で流産したのだけれど、ショックもあって次の受診が遅れていた。病院を変えたかったのもあり、夫の休みが取れるまで、と時間をかけすぎてしまい、不完全流産に気付かなかった。



。。なんて、命がなければ言い訳もできない。



 色々と余裕のない生活。シンプルライフは遠のくばかり。。。だけど、一つずつ気付いて学んで、一ずつ変えて行くしかない。




常に自分のニーズは最優先していいし、

少しでも余裕のある基盤を作ることは必須。



ずっと自分の心の声に耳を澄まして

ずっと変わらず応え続けて行くこと。



だってサバイバルゲームだけでは

まだまだこの命を終えたくない。



本当に、私しかいないんだ

この現実を作っているのは。。。