ハートからのプーナ便り:前編 by 市場義人(トーショー) | ユニティインスティチュート

ハートからのプーナ便り:前編 by 市場義人(トーショー)

ハートからのプーナ便り:前編 by 市場義人(トーショー)

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ユニティインスティチュートのスクールには3つの部門があります。
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サトルボディヒーリング、エッセンシャルライフプログラム、瞑想プログラムの3つの柱です。

書籍『悟りのシンクロニシティ』の翻訳者でもあり、各地でハート瞑想会や「悟りのシンクロニシティ」1dayセミナーも開催されている市場義人(トーショー)さん。

ユニティインスティチュートのコースに参加されたことがある方には、ハートからの通訳でもおなじみでしょう。

現在インドのプーナに滞在中のトーショーさんより「ハートからのプーナ便り」が届きましたのでご紹介します。どうぞお楽しみください。


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みなさん、ハートからこんにちは。

私トーショーは、今インドのプネー市(もとプーナ市)にあるOSHO瞑想リゾートの近くに下宿し、リゾートに通っています。

リゾートの話は、お聞きになったことがある人もいるかもしれませんね。

25年以上前に、すでにボディを離れているのですが、OSHOという神秘家が創設した場所で、そこには今でもすばらしい生き方を求めて、多くの人が集まって、愛と苦しみ、涙と笑い、それに瞑想を通してまるごと生きることで、自分とは何者かという問いを自分に問うています。

ユニティインスティチュートも、OSHOのビジョンを新しい生き方として提案している場所でもあるのです。

さて、私のプーナ便りです。

この便りのテーマは「ハートの自発性」です。

今、ユニティが進めている「自己学習プログラム」のモニターとしてハートのはたらきを探求するグループに入っている方のひとりにNさんがいます。

Nさんは、そのシェアリングのなかで、次のように語っておられました。

「先日、毎月行っている、ある企業の幹部研修で、テキストを間違
 って持っていきました!

 人生初の大失態でした!

 講師用に作ったテキストには、講義のポイントや事例などが記入
 されてあり、そのテキストがないと、いつもの研修のクオリティ
 ーが実現できません。

 一瞬、マインドが大パニックになりました!

 でも、今こそ、ハートだと感じ、受講者のひとりから借していた
 だいたテキストをじっと見ていたら、講義プランが浮かんできま
 した!

 結果的には、いつもの研修よりも充実した内容のある研修がで
 き、いつも以上に達成感と充実感を感じることができました!

 そして、なによりその時間を心から楽しむことができました!

 ハート瞑想恐るべし! ですね♪」

Nさんは、プログラムのなかで、毎日のようにハート瞑想をすることから、上記のような経験が生まれたことを報告されています。

マインドは、過去の膨大なデータをもとに現在起こっていることを判断し、それに対応します。

それは役には立つけれど、いつも二番煎じなのです。
前にしたのと同じことをする。それがマインドのはたらきです。

それに対してハートは、今ここで起こることを信頼します。

あるいは、ハートのはたらきとは、私たちが今ここにいることを可能にしてくれものともいえます。

そこから起こってくることは、今この瞬間にしか起こらないこと、過去とは関係なく、未来の目的もない、ただ今ここでの自発的な動きになります。

それはいつでも新鮮で、驚きがあり、喜びがあります。

プーナでは、そのようなことがいつでも起こっているし、自分のなかでそれを実現することも可能なのです。

もちろん、それはいつでもどこでも可能なのですが、たくさんの人が、そのことを大切なことと認識している場では、大きなサポートが得られるのです。

ここで、それを「ハートのはたらき」と呼ぶわけではないのですが、私にとってはハートこそ、この瞬間に人を連れ戻してくれるはたらきなのです。

私が毎年プーナに来るようになって5年目になります。

毎年1月と2月に滞在し、その多くの時間を、ミラという日本人のすばらしい画家がリードする、絵のトレーニングのヘルパーとして過ごしています。

ミーラ(プネー)


5年前に、ミラのお誘いを受け、通訳として絵のトレーニングに参加するとき私はこれから少なくとも10年間は、毎年ここに来て、絵を描こうと決めていました。

もう少し、詳しく経緯をお話しする必要があると思います。

僕がミラと知り合ったのは、もう25年以上前だと思います。
1990年にOSHOが亡くなり、それからしばらくして、OSHOの本の装丁用に描かれたミラの絵を展示する催しがありました。

リゾートのなかの洋風の建物の、広間のようなところに展示されていた絵を見たとき、僕の背中に今まで経験したことのない、スリルのような感覚が走り、ミラの絵の力に圧倒されました。

それから5、6年に一度の割合で、ミラの絵のトレーニングに通訳として参加するチャンスに恵まれました。

ミラの絵は、サイトをご覧になると、たくさんの絵が掲載されていますので、その素晴らしさを味わっていただけると思います。http://www.meera.de/

その絵の秘密は、OSHOの生き方のビジョンを、絵のなかで体現しようとしているところにあります。

そしてそのビジョンとは、今ここに生きる、ということです。

ミラはそれを絵のなかで探求し、現代絵画が見失った命の輝き、創造性のダンス、今ここの力が、その絵にはあふれています。

ミラの日本でのワークショップも3月に予定されています。
http://oshoartunity.com/meera/training.html

○プレイベント
 日時 2016年3月9日(水)18:30~21:30(18:15開場)
 会場 小田急線・井の頭線 下北沢駅徒歩5分
    (会場はお申し込み時にお知らせします)
 費用 3,000円

○ウィークエンドワークショップ
 日時 2016年3月26日(土)~27日(日)10:00~18:00(9:30受付)
 会場 おおるりの家(JR高尾駅よりバス)
 ※2月26日までのお申込みで早割が適用となります。
 ※学割もありますので、ご相談下さい。


創造性は誰のなかにもあり、小さなころの経験から、それを押さえるようになってしまっている。

ふたたび創造性を目覚めさせるには? という探求が、ミラの絵のグループになっています。

ミーラ(日本)


数年前までは「マスターペインタートレーニング」といって、どうすればすばらしい絵を描くことができるかということに重点を置いたトレーニングだったのですが、今は、「アートセラピートレーニング」として、絵を描くこととセラピーを通して、どのように人が自分に近づいていくことができるかを探求するものになっています。

さて、5年前に10年ぶりくらいに、ミラの絵の通訳として参加したときに、私は、これから10年はこれを続けようと決めていたと、書きました。

この決心(決心というほど強くなく、ただそうするのが当然という感じですが)が、どこから来たのかをお話ししたいと思います。

それまでも、何年かおきに通訳として絵を描かせてもらう機会に恵まれていました。そして、そのたびに日本に帰っても描いていくぞ! と思いながら帰国していました。

あるときには、2、3枚描けるときもありましたが、たいていはなにもせずにそのまま絵のことを忘れていきました。

そして、ふり返ってみると、ミラと知り合ってから、すでに20年の歳月が流れていたのです。

そして、その間、ミラと一緒に絵を描きつづけてきた人たちがいます。

その人たちは、もともとほんとうにすばらしい絵を描いていて、とうてい僕の及ぶところではないのですが、それでも、もし僕が20年間、絵を描きつづけていたら? と思ったのです。

僕にとっては、それは失われた20年でした。

こんなことを思うのには、ある程度の年齢を重ねている必要がありますね。

このことを思うための20年間は、それだけ歳をとることによってしか、生まれない年月なのです。

そして、5年前に、再度絵を描くチャンスを与えられたときに、今度は10年後に、10年間の蓄積を自分で感じることができるように続けよう、と思いました。

そして、今年で5年目になりました。

ミラの絵のトレーニングは、大規模なもので、いくつかのセクションに分かれています。

どのセクションでも単独で受けることができるので、参加人数に変動があるのですが、多いときには50人近くの人が絵を描きます。

絵を描くには、道具が必要です。

油絵ならキャンバスということなのでしょうが、ミラは子どもたちが熱中して絵を描く姿から、地面に平らに大きな紙を置いて描く方法を編みだしました。

インドで手作りされている大きな紙は、ひとつで畳、3分の2くらいの大きさです。それを2枚合わせるときも、4枚合わせるときもあります。

その紙を貼り合わせて大きくしたり、絵の具の量も半端ではありません。

インクとアクリル絵の具を使うのですが、アクリル絵の具を、ちょうどいい濃度に薄めてコンテイナーに入れ、一人ひとりのカラーセットを作る作業も大量になると、なかなか大変です。

絵を描く場所は、昔OSHOが毎日講話を行った大理石敷きの、巨大な楕円形のスペースで、その一角をビニールシートで覆います。

そんなに大きなビニールシートはないので、何枚ものシートをつなぎ合わせて下に絵の具が漏れないように細心の注意を払い、楕円のスペースの4分の1弱を覆います。

それ以外にも、たくさんの作業をします。

大理石のスペースを取り巻いている自然のなかで行うために、朝夕の掃除も欠かせません。

今年は、竹のひとむらが60年に一度と言われる花を咲かせ、たぶんこれを最後に枯れる前に、いのちのかぎりに竹の花を咲かせて散らせました。

竹の葉っぱと花と花粉が、これでもかというほどに降り注ぎます。
花と花粉は粘着性があり、掃除をしていると靴下がべとべとになります。

こういった作業を、10人くらいのヘルパーチームが手分けして行います。

トレーニングの間は、朝から晩まで休めるときがありませんが、こういった作業自体が、トレーニングにエネルギーを生みだすはたらきもしています。

さて、今年もヘルパーチームの一員として参加するつもりで準備を進め、あと2日で日本を発つというときに、ミラからメールが届きました。

(後編につづく)

            市場義人(トーショー) 記
     http://inner-blossoming.com/profile.html


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トーショーさん、ありがとうございました。


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