ハート瞑想シリーズ 第五回：ハートの受容性

「ハート瞑想トレーニング」シリーズ　第五回：ハートの受容性

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その３つの部門すべての中核にあるのが「ハート瞑想」です。

今回はハートの受容性についてご紹介します。


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私たちの社会生活は頭（マインド）で成り立っています。
マインドは社会生活を快適に生き、科学の発展、外側の社会を生きていく上ではなくてはならないものです。
マインドは能動的であり、外側の活動のために機能しています。

しかし，同時に、ハートがなければ、人生の本質的な要素を見失ってしまいます。
ハートは見えないものを感じる能力であり、愛や慈愛、調和、平安、自由、喜びなど、幸せな人生を送る上で不可欠な要素はすべてハートにあります。
そして頭（マインド）が能動的なのに対して、ハートは受容的に作用します。
頭が外側に向かうのに対して、ハートは内側に向かうことを可能にします。
ユニティインスティチュートでは、そのハートの機能をベースにすべてのワークが行われています。

では、そのハートとは何でしょうか？

ハートにはたくさんの質があります。
人生でハートはある特定の働きをしています。
ハートは私たちの内なる世界のエネルギーの一部として存在しています。
私たちにはこの身体があると同時にエネルギーシステムもあります。
そのエネルギーは、生きるための活力となり流れています。
人間にはそのようなエネルギーがあるということを多くの人が認識するようになっています。
そのハートの存在に気づき滋養を与えると、もっと広がり成長しはじめます。
そして日常生活のどんな瞬間にもハートの質につながることができるようになります。

頭は競争し、分離しようとしますが、ハートは、お互いにつながることを助けます。
頭は言葉や行動と関係し、ハートは言葉や行動よりもよりももっと深いレベルでつながることを助けます。
ハートはとても大きな共感をもたらします。
誰かを本当に感じられるようになるのはハートを通してです。
例えば、愛とは、感じることなのです。
愛する人と、そして家族とは、表面だけでつながっているのではなくより深いところの愛でつながっているのです。

ハートでは人々とのつながりだけでなく、自然とのつながりすべての生命とのつながりを感じます。
ひとりでいるときに、ハートを感じずに、マインドでいると孤独感のようなものがやってきます。
人生から置き去りにされたような、分離したような感覚になります。
頭だけで生きていると、人生と闘ったり生きることに葛藤したり、あるいはあきらめてしまうということが起こります。

しかしハートを感じることができれば、私たちはすべてのものとつながっていることができるのです。
今日においてハートは欠かせないものです。
ハートによって素晴らしい調和をもたらし理解がやってきます。

世界を見渡すとたくさんの葛藤があります。国の中でも互いに葛藤しているのです。
それは人々が頭だけで生きていて、ハートを忘れていることから生じる現象です。

ハートには、受容、思いやり、くつろぎといった愛に満ちた雰囲気があります。
愛に満ちた雰囲気の中では、たくさんのことが自然に起こります。
ときには愛に満ちた雰囲気そのものが、仕事場や家庭、友人との関係にある困難な状況が変容されるスペースを生み出します。
それがどんな変容であっても、その中核にあるのは愛です。

ハートはリラクゼーションという本質を明らかにしてくれます。
くつろぎたいと思っている人はたくさんいます。
緊張とストレスに苦しんでいるからです。
しかし、リラクゼーションは、単にストレスを取り除く方法ではありません。
それは、本質的なのものなのです。

リラクゼーションの何がそれほど重要なのでしょうか？
くつろぎは何をあなたに与えてくれるでしょう？　
気づきは、とてもくつろいだ状態で起こります。
知恵と理解は、くつろぎを通して起こります。
あなたがくつろいでいるとき、あなたはもっとオープンで、受容的で、感覚が開きます。
くつろぎの中にいることで、あなたの内なる世界や自分の周りのものをもっと明晰に知覚します。
生がその時々に与えているものを受け取り、生の流れにまかせていきます。
今まで努力の結果として受け取ることができたものを、くつろぎを通して受け取るのです。

ハートは、人生のさまざまな側面のすべてを受け入れます。
その受け入れることを通して人生において対極にあるもののバランスをもたらします。
例えば、努力をすることとくつろぐことのバランス、
与えることと受け取ることのバランス、
ひとりでいることと人と共にいることのバランス。

このバランスから、人生におけることなった領域、仕事や家族、娯楽、健康などの間に調和が生まれます。
またハートは、ジャッジや拒絶をすることなく自分自身や他の人たちを受け入れるので、自分と人と間に調和をもたらします。

ハートは、自分の中心との深いつながりをもたらしてくれます。
中心では、あなたは生とひとつであり、人や自然、存在、そしてすべてがやってくる源泉と深いシンクロニシティの中にあります。
人生において中心に定まっていることは、とてもくつろぎ、全体性を感じ、自分の内側でも、人とも、生そのものとの間でも分離がありません。

ハートは、あなたのエネルギーシステム全体をヒーリングしています。
ハートは、あなたにもっとエネルギーや活力をもたらし、身体の治癒力を促進します。
ハートの受容、ジャッジをしない雰囲気によって、過去からの感情的な傷を見ること、感じること、そして癒すことを可能にします。

あなたや人が痛みの中にいたり、苦しんでいるとき、ハートの中に慈愛が生まれます。
あなたが自分のことを傷つけたり、あるいは他の誰かを傷つけてしまったと気づいたとき、
あなたのハートは自分自身に対しても、あなたを傷つけた誰かに対しても許しの源泉になります。
ここでいう許しとは手放すことを意味します。
許しは古い傷やブロックを癒し、人生のたくさんの領域に、あなたのエネルギーの流れを開きます。

あなたのハートは、ジャッジしたり、批判したり、非難したり、拒絶したり、押さえたり、ふりをしたり、あるいはどんな形でも、内側や周りで起こっていることを避けようとはしません。
そうすることでハートは、そこに何があってもその真実を明らかにしてくれるのです。

これらの質は、そのひとつひとつが、ハートに気づくようになることで、現実のものとなります。
ハートに気づくことで、あなたは自分を信頼し、自分にとって重要なことをさらに推し進めてくれる人や状況を引き寄せるようになります。
ハート瞑想を続けていくことで、さらに多くのハートの質につながり、発見するでしょう。

ユニティインスティチュートでは、このハートに気づき、ハートを感じるためのハートガイド瞑想のCDを提供しています。
興味のある方は、日常生活なのかでもハート瞑想を体験してみてください。
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ユニティインスティチュート事務局
江谷　記


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本質を生きる─エッセンシャル・リビングは３つのパートから成り立ちます。
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今回のプラサード、アルヴィナの来日で開催される「本質の目覚め」
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２０１５年３月２０日（金）～２２日（日）「シンクロニシティの法則」
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