「恩寵の法則」 13回 (イタリア編) | ユニティインスティチュート

「恩寵の法則」 13回 (イタリア編)


「恩寵の法則」 13回 (イタリア編)

このシリーズはイタリアで開催された「恩寵の法則」のコースでの内容の一部を20回のシリーズでご紹介します。

恩寵の法則では、さらにもっと大きなものとのつながりの中で人生を生きることを学んでいくことになります。

今回はその第13回目をお送りします

人生を本質から生きるための知恵をお楽しみください。

ちなみに、日本での「恩寵の法則」は2012年3月9日(金)~12日(日) 
東京で開催されます。
https://unityinstitute.jp/schedule/booking.cgi?code=120309-11Pr_EL3_f


(はじめに)


起こっていることをそのまま受け入れることほど難しいことはないですよね。
こうじゃなかったら、もっとこうなら、これがあるから・・・と
ここにあるものをそのまま受け入れられない口実は山ほどあります。

人間の苦しみには、原因は3つしかないという教えがあるそうです。、
ひとつ、「人は手に入れたものを嫌うことで苦しむ」
ふたつ、「人は手に入らないものを欲しがることで苦しむ」
みっつ、「人は欲しいのか、欲しくないのかわからないことで苦しむ」

つまり人はありのままを生きるのが難しいことで苦しむと解釈できます。

では、「恩寵の法則」第13回をお楽しみください。




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第13回:「ここ」にあることの魔法


あなたが感情や思考のまっただ中にあるとき、
どうすればあなたは自分の中心を見つけられるでしょうか? 

シンプルなことから言うと、まずあなたがすべきことは、気づいていることです。
その瞬間に、ここにいて、起こっていることに気づいていることです。
それはとても簡単なことです。

しかし私たちのなかのすべてが、「ここから出してくれ!」と訴えます。
なぜなら外側の「ここ」にとどまるのは苦痛だからです。

動揺した感情や否定的なマインドがあると、そこから逃れたいと思います。
そこで私たちが普通することは、自分を鈍感にさせることです。

テレビを見る、酒を呑む、ドラッグをやる、仕事をする――
何であれ、それはすべて私たちを「ここ」から連れ出すねらいです。

なぜなら、そういった現実に直面することはつらいからです。
そしてそれがつらいのは、私たちが中心にいないからなのです。

ここが難しいところなのですが――「ここ」からでようとする古い習慣をやめること
です。
それが変化や、うそや、怪物であろうと、その現実とともにいるということです。

シンプルなことは、あなたが為すべことは、「ただここにいる」ことだけです。
でもそれは確かにつらいことです。そこにある事実を受け入れるわけですから。

しかしそこで起こる魔法とは、ここにいることによって、
あなたが中心に行くのではなく、中心があなたのところに訪れ、
魔法が起こり、錬金術が起こるのです。

中心が表層を変容し、ここで起こっていることが何であれそれは変化します。
変容は人生の一部です。あなたがここにあるものを変容しているのではありません。

あなたはただ変容が起こっていることを尊重しているだけなのです。