バスケのチェストパス | 田渕秀隆の公式ブログ

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パフォーマンス向上には身体の使い方が不可欠です。あなたの癖・間違った使い方を指摘し、「使える身体」に導きます♪また使える身体になると身体は綺麗になります!

先日、家内が突然「チェストパスってどこからだす?」と聞いてきましたバスケ

なんとなく察しはついていましたが詳しく聞くことにしました。

4年生になった娘がバスケットボールをはじめたのですが、その練習を観に行き、先生が「胸からパスしなさい」と言っていたことが腑に落ちないので私に確認してきたとのことでした。





名前がチェストパスだからか、胸からパスをするという指導はかなり見かけます。でもこれは間違いですね。

パスはお腹もしくはみぞおちからです。

なぜなら胸から出そうとすると肩が上がり肩甲骨が前に出ません。

腕を前に出す時には肩甲骨から動く事が大切になるのはもう何度も書いています。
しかしもう一度まとめますね

肩甲骨を前に出す筋肉である「前鋸筋」は肩甲骨を下げて前に出します。つまり肩を上げてしまうと、肩甲骨は前に出なくなります。ですから腕を前に出す際にはまず、肩を下げる事を意識する必要があります。ですからあえてお腹からみぞおちから腕を出す意識で行うと肩はさがり肩甲骨が前にでやすくなります。


チェストパスにおいても全く上の説明通りになります。

肩甲骨を前に出し、しっかりと身体の力をボールに伝えた方が強く速いパスが出来ますので、チェストパスはみぞおちからが正解なんです。小学生などは力が弱いですから徹底してみぞおちからにした方がいいですね。

ちなみに肩甲骨を前に出すと書いていますが、チェストパスをする際は肩甲骨が前に出てから腕が前に出るという感覚がベストです。腕を出したから肩甲骨が前に出たでは効果はうすいんです。

この違いはまた詳しく書きます。

今回は
チェストパスはみぞおちから!を合言葉にします