この方は、「スポーツで足って言えば大腿四頭筋(ふとももの前)とふくらはぎだと思ってきたしそう言われてきたが違うのか?腰が入るとか腰が極まるっていうのは足にしっかり力が入るってことだから膝をルーズにっていうのはおかしいだろ!」とのことでした。
私はこう考えます。
スポーツの足腰は総じて股関節を骨盤のことです。腰が入るの定義は股関節と骨盤が連動し下肢などのそのたのパーツを支配する際に体幹部に一定の保持がある状態をさします。また腰が極まるとは股関節の出力が出せる状態にあることさし、股関節屈曲が優先的におこる。
かたくお答えするとこうなります。
基本、運動の出力は膝の伸ばしの力ではなく股関節の伸ばし、股関節伸展力が一番でありそれを優位に考えるべきだと思っています。股関節を曲げる意識をもち腰を下ろしていくと膝は股関節とほぼ同じ角度で曲がります。しかし膝を優位に働かせると股関節は動く事をしません。つまり股関節を優位に動かす事は膝ももっと言えば足首もコントロールできるのです。昔のひとは経験でこのことを知っていて「足と腰をつなぐところ」=股関節をさして≪足腰≫っていったんじゃないかなって思っています。
バッティングでも私がしていた空手のパンチでも強く速い人は股関節の伸展ができています。
ふくらはぎのことですが、私はいらないって思っています。ふくらはぎがデカいと足は速いですか?ボルトはそんなにデカくないですよ

ここに写っている選手はみんなそんなにふくらはぎデカくないでしょ。すべてを筋力で考えるとステップや地面を蹴るときに必要な感じに思うかもしれませんが身体が重くなるだけで無駄です。
理想の下肢はお尻がぷりっ太ももの後ろがそれに続き、脹脛は普通。これでいいんです。
あと腰が極まるなどの時に足にしっかり力が入っている・・・ってことに関しては、しっかり力がはいる状態を作って力を入れない。力をいれた状態ではそこから動いたりさらに力を入れようとすると一度力を抜かなければいけません。動くときに(バッティングならボールに当たるときに)最大の力を入れたいわけですから、それまでは形は作れど力はいれずがいいのです。しかし股関節は伸展で力をだすのですから臀筋(股関節伸展筋)を伸ばしてそこに刺激をおくりすぐに働かせたいので臀筋下部で体重を受けるのです。
ふーっ、たくさん書いた

ややこしかもしれませんが今回の最大のキーワードは
身体の最大の出力は股関節伸展力ってことです