スクワット1500回の意味 | 田渕秀隆の公式ブログ

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パフォーマンス向上には身体の使い方が不可欠です。あなたの癖・間違った使い方を指摘し、「使える身体」に導きます♪また使える身体になると身体は綺麗になります!

昨日珍しく、長男が「腰と脚マッサージして」といってきました。

訳を聞くと、土日の練習でスクワットを1500回し、腰と脚がはってしまったそうです。

今彼は右肘を骨折しているのでみんなと同じ練習が出来ないためにコーチからスクワットをするように言われたそうです。


正直私はめっちゃ笑いました


このスクワットになんの意味があるのか、フォームの指導もなくやらせるスクワットってどうなのか、1500回やったことによって選手はなんのプラスがあるのか・・・

全てに答えが見つからず・・・


スポーツにおいて理不尽なことは多々あり、それが社会人になった時に心が強くなり本当に役に立つことは認めます。しかし、自重であってもトレーニングはなめてはいけないと思います。

下手をすれば怪我しますから。


また、トレーニングはその競技に、その個人に意味のあるものをするべきであって、ただやらせるものではありません。

クラブの指導者の方などでもここが理解できていない方が多いと思います。これは欧米では少ないことです。ここらへんから変えていかないと、世界との距離は埋まらないのではないでしょうか。


なにもスクワット1500回が悪いわけではありません。そのコーチに確固たる考えがありその意味を伝えて理解させてやらせていれば、それは常識を逸脱していても意味のあるトレーニングだと思います。


すごく矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、私はそう思います。だって世間の常識って結果がでた瞬間に変わりますから


トレーニングはその競技にその個人に意味のあるものを行う。また時には常識を逸脱したトレーニングもある。しかしその場合は選手に意味をしっかり理解させ行う。

これは大切だと思う。