
中学生ですし、チームに所属しているのでその子を題材にしてのお話しは避けますし写真もその子のものを使いません。
様々なところをいじくり指導しましたが、その中で今回は構えの際の下半身についてです
まず色々な歩幅、スタンスから始まるのはわかります。しかし小学生の場合はいつもここから初めてもらっています。それはパワーポジション。
なんども出てきているのでご存知の方もいると思いますが改めてこれです。


360°どの方向にも瞬時に動け力の入るポジションです。
これは絶対的な約束があります。それは「股関節から曲げる」と「太ももの前の筋肉を使わない」です。
この状態からバッティングの構えに入ってもらいます。
そうです股関節を曲げるから膝も曲がっちゃう。その時に膝の上、太ももの前の筋肉は使わない。
よく保護者の方に「バッティングは足で打つんだから太ももの前は使うでしょ」って言われますが、「だからあなたはプロになれなかったんでしょ」って答える事にしています。この日本人が持っている「足=太ももの前(大腿四頭筋)」が本当に邪魔なんです。
話はもどします。
このポジションは力を入れるという感覚を完全になくさないと無理かもしれません。ただ入るとしたら臀筋下部だけです。しかしまずは力を抜いてした方がいいです。
ここでもう一つポイント。
股関節の屈曲(曲げる)は下肢の外旋と外転が起きます。
つまりつま先と膝はそろって少し外に向くってことです。
絶対に膝を内に入れたりしないで下さい。これは股関節のスムースな動きを妨げます。
まとめ
今日はパワーポジションのおさらいでした。バッティングのためのものでしたから詳しくはさけましたが、股関節を曲げるから膝も曲がっちゃうで始まり、太ももの前は使わない。
この二つを今日はおさえて下さい。次回は軸足に乗せるを書きます。
バッティングについてすべてを書くつもりはありません。おそらく次回で終わりです。書き出すと終りが分からなくなるくらい永遠と続くので・・・