少し前のことですが、
クラスの子に、

「先生、白髪いっぱいあるね!」
と言われました。

(実際はそんなにいっぱいあるわけではないので、
 ひどく傷つきました。これでもガラスのハートのもち主です 笑)




そんなとき、
村上春樹さんの短編『プールサイド』を思い出します。


これは、
『回転木馬のデッドヒート』という短編集に収録されている
20ページほどの短編です。



最初にこの短編を読んだのは、まだ大学生の頃でした。
正直、
『なんだ、これ??』
という感想で、
その短編のもつ重みが全く理解できませんでした。




この短編には、
冒険と呼ばれるものも、
恋愛と呼ばれる要素も一切なく、
ある男性の日常が淡々と描かれています。



この主人公は、
35歳の誕生日を迎え、
以前よりも自分が若くないことに気付き、
そして言葉では表すことのできない深い感情をもつことになります。



最近、
自分がこの主人公の年齢に近くなってきたこともあって、
この短く味気のない物語にとても共感するようになりました。

自分は、
以前と同じ運動量をこなしてもなかなか身体は引き締まらないし、
「夢はいつか叶うさ!」
という夢見がちな少年でもなくなりました。


それでも、
ほんの僅かでも、
より良き明日がくるのであれば、
その努力を重ねていけたらいいなと思います。

たるんだお腹を仕事が忙しいせいにはせず、
少しずつでも自分磨きをしていきたいです。




歳をとると悲しいことが増えるのかもしれませんが、
そんなに悪いことばかりでもないと思います。
辛いことも苦しいことも一緒に乗り越えることができる
パートナーがいてくれたら、

そんな人生も楽しいだろうなと思う今日この頃です。




今日は、真面目な話でした・・・^^

4月21日、
地元新潟に帰省して、新潟ロードレースに出場しました。




15㎞の部にエントリーしていたのですが、

前日の天気予報では、
「雨ときどきみぞれ」・・・。


4月も終わりそうなこの時期に、本当に有り得ない。

急遽、
小学校時代の友人サトルさんに買い物に付き合ってもらって、
地元で冬レース用の装備を買い直し。


これが本当に効果ありで、
当日は無事に完走することができました。



マラソンに出るようになって、6年。
教職に就くようになってからはなかなかトレーニングの時間が取れなくて、
体重も結構増えてしまったけれど、



それも含めて戦略を練るのもなかなか楽しいものです。

マラソン大会の距離が短ければ、
スピードアップタイプ用に身体を合わせなければいけないし、
逆に長ければ、
今度は耐久力を付けるトレーニングをしなければいけないし。
そういうのが結構楽しい今日この頃です。



2013.4.21.
新潟ロードレース。気温2℃。
本気で寒かったけれど、良い経験になりました。


unity-rootsさんのブログ


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GW前半、
小学校時代の同級生と一緒に、
新国立美術館に行ってきました。

ずっと気になっていた「貴婦人と一角獣」展です。
これは、6枚セットのタピストリーなのですが、
これを所蔵するフランスの美術館から国外に出たのは過去に
たった一度きり。。。
この機会を逃したら、もう一生見に行く機会がないかもしれない!

いつ見に行くの?
今でしょ(笑)!!

という感じでした。

6枚のタピストリーの1~5枚目までは、
人間の五感≪触覚≫≪味覚≫≪嗅覚≫≪聴覚≫≪視覚≫を
表しているとされていますが、
最後の6枚目は≪我が唯一の望み≫という題名がついているだけで、
果たしてその望みが何を意味しているのか、
いまだに分からないそうです。

そんなロマンもとても素敵だなと思います。
興味をもたれた方は、是非お勧めです^^