要求と快いと不快 | 流れるまんま

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整体ナビゲーターゆにちゃんの日記

ごはんを食べるということを観察してみる。


いただきま~す!


最初の何口目までは特に美味しく感じる。


その後すぐにお腹が減ったという感覚はなくなる。


そして、味に慣れてきて、口にする新鮮さが薄まり


お箸を運ぶスピードが徐々に遅くなり、


やがて、もうこれ位にしようとなる。


もしくは、もう少しと言いながら食べ続けると、


お腹が一杯になって、もういらないとなる。



当たり前のこと過ぎて気付いてないだけで


これが無意識に体を守るシステムなんですよ???



では説明です。


体はひとつのことをず~っとし続けたら壊れてしまう


ことを知ってるので不快になるということを使い


それを止めさせようとするのです。逆にやってほしいことは


快いという感覚を使いさせてきます。


これをさっきの話に当てはめてください。


お腹が減るというのは不快感なのです。


不快感は、気になりそのままにしておけないように出来てますので


それに対して何か行動を起こしたいという要求が生まれます。


だから、何か食べたいと思うのです。


そこで  「いただきます!」  です。


最初の何口目までは、特に美味しい。


これは快い感覚です。要求を満たせれば、それが快いになるのです。


しかし、お腹が減ったという感覚はすぐになくなります。


要求は満たされたので、美味しいという感覚も薄れます。


そして、食べたいという意欲も落ちてきて、お腹が少し大きくなってくると


今度は、不快感になってきます。そこで、お箸をおきたくなるのです。


それでも食べれば、息苦しくなったり、気持ち悪くなったりと


さらに不快になり、食べることを止めたくなります。


不快感がなければ、際限なく食べて体を壊してしまうことになるからです。



栄養を補給してほしいという要求があり、食べる。


その要求が満たされればその行為が不快になってやめる。



私たちは一見自分で生きているような感覚になっていますが、ほとんどが


この体の要求に突き動かされて生きているのです。


この要求に従わなかったらどうなるか?


不快になって苦しいのです。


それでも従わないならどうなるか?


要求自体が、生きるための行動要求なので、


従わなければ生きれなくなるのです。


まぁ、その前に不快過ぎたり、そうせざるを得ない状況に


なり、勝手に生命を守られちゃいますけどね!


嫌なことはしたくないようにできてるでしょう!?


それが、生命を維持する機能だからそのようになっているんです。


これが無意識で行われている体を守るシステムです。



とてもシンプルでしょ?


このように人間の体は、環境が変わるたびにその環境に適うように


つまりいい状態を保って生きれるように、様々な要求をだし体を


変化させているのです。


毎秒、毎秒変わっているのです。


体は今一番何が必要かをすべて知っているのです。



食べるという同じひとつの行為の中にも変化があるのです。



この裡(うち)からの要求に気付き、スッ!と変化していくということが


何をするよりも大事なのではないでしょうか?



必要な時に必要なことを必要なだけするということ



それをいつだって体が教えてくれているのですから!!


私たちができることは、「気付く」ということを鈍らせない生き方を実践することではないでしょうか。


かといって眉間にシワを寄せて気付こうとして生きるんではなくて、


もっと、軽やかに快く生きれるようにその感覚を最大限に使って、


今、どう感じてるか?そして、どう動くか?を実践していけたらいいですねキラキラ



※食べたいという要求は、栄養補給だけで起こるのではありません。

  食べるということで体はいろんなものとバランスをとろうとします。