最近、お話会でもよくするお話を紹介してみたいと思います。
人間の体は、ひとつのことをずっ~とできないようにできています。
なぜか?
それは壊れてしまうからです。
自分で試してみてくださいね。
正座してみましょう。
これを続けるとどうなりますか?
まず、なんだか立ちたくなったり、足をくずしたりしたくなりますよね。
それでも、我慢して座りつづけてください。
すると、今度は痛みや違和感がでてきます。
しかし、まだ我慢すると今度はしびれてきて感覚がなくなってきます。
それでも、我慢・・・我慢!
すると、
「足、大丈夫かなぁ?」
と、どんどん不安になってくるのです。
そして、なんとか立つことを考えようとします。
では、立ってみましょう。
しびれがきれますがすぐなくなり、立ってることが楽に感じますよね。
それでは、また立ち続けてみてください。
やはり、座ったり姿勢を変えたりしたくなるのです。
もし、変えなければさっきと同じように痛みやしびれなどの不都合が
起こってきて、姿勢が変わるまでそれが続くのです。
体は、座りすぎても立ちすぎても壊れることを知っているのです。
なので、不快な感覚を出して変化を促してくるのです。
逆にこれがなければどうなるか?
体が壊れたことにも気付かず腐っていくのです。
とっても当たり前のお話ですが・・・
今までの人生で、「しんどいなぁ」、「嫌やなぁ」、「疲れたな」、「行きたくないなぁ」
「痛いなぁ」なんて思ったことない方はいないと思いますが、この不快感があったからこそ
今まで、生きてこれたのです!!
とてもシンプルなことですが、とても大切なことです。
体に今必要なことは快い、逆に不必要なことは不快になり、それをやり続けると
さらに不快になっていくのです。
これを自分の生活の中に当てはめてみてください。
まさに正座の実験そのものですね。
最初に立ちたいなと感じたときに立っていれば、痛みもしびれもなかったのです。
いつだって、体は「快」「不快」というサインで教えてくれているのです。
今、何が必要で、何が不必要か!
是非、自分の生活の中で、もう少しだけ、「快・不快」を丁寧に感じてみてください。
ただ感じるだけで結構です!
それだけで、体の不調がなくなることあるんですよ!
理屈ではないんですよね![]()