勘違い? | 流れるまんま

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整体ナビゲーターゆにちゃんの日記

野口先生の「健康生活の原理」より


人間が病気になると、病気そのものによる自然の苦しみ以外に、自分でつくった苦しみで苦しんでいる


場合が多い。病気は治すものだと思い込んでしまうからで、そして、一生懸命に治そうとするが、なかなか


治らない。自分の病気は慢性病だなんて言っているが、では何を基準にしての慢性病であるのかというと


、それは人間がつくった薬(代用薬)で治らないから、慢性病であるのです。そういう人間に限って、なんと


か慢性病に効く薬はないかと、捜し廻っている。しかし、自分の体の裡の働きが自然のリズムで動いてい


ることが判れば、病気は自然に経過するようにできているのです。いろんな薬を飲むのをやめたら、病気


が治ったと言って不思議がってる人がいますが、少しも不思議ではありません。


人間の考え方、そのものが違うのです。他人が病気になって苦しんでいるのを何とか助けてやるつもりで


一生懸命に薬を見つけている。薬を見つけてやりさえすれば、病気が治るものだと思い込んでいる。また


、薬を飲めば治るものだと思い込んでいるために、薬を飲んで治らないと、いよいよ痛くなり、苦しくなって


くる。


私が治療というものから手を引いたのも、そのためなのです。治療するということは、他人の不摂生の後


始末をやっているようなもので、私の治療技術が上手になればなるほど、安心して不摂生をして体をこわ


している。あすこへ行けば簡単に治してくれるなどと横着な考えを起こして、安心して体をこわしている。治


療するということは、他人に依りかかることを奨励しているみたいなものです。


 そこで、大勢の人の体を丈夫にするには、それぞれの体に適した使い方をするように指導していくほか


にないことを知りました。人間の体には、自分の体を無意識に調整する自然の働きがある。それを開発


し、ひろげていこうとして、活元運動の普及になったのです。


 自分の体の裡に持っている力を自覚し、その力を発揮しさえすれば、病気は自然に経過するものなので


す。経過すれば病気したことによって以前よりもっと丈夫になれるのです。


以上、引用終わり



とか、三好基晴医師の「薬の常識はウソだらけ」より


人間にとって悪いと思われる病原菌を排除しようと薬剤を使っても、病原菌だけを殺すことは難しいので


す。例えば皮膚には身体を守ってくれるよい常在菌がいます。病原菌に感染した時、身体に侵入しないよ


うに防いでいるのです。


 しかし、病原菌を殺そうと抗生物質や消毒剤などを使うと、よい常在菌も死んでしまい、抵抗力が低下し


てしまいます。そして身体を守ってくれる常在菌が少なくなれば、病原菌に感染し発病しやすくなります。


まさに抗生物質や消毒剤が、恐るべき病原菌を生み出し、いろいろな病気を作っているのです。


~中略~


人の身体は60兆もの細胞で作られています。また、腸内細菌や皮膚の常在菌など常に私たちの身体に


は有益な細菌が約100兆個も生息しているのです。安易に抗菌とか除菌とかいって菌を敵視するような考


え方は自分の身体を否定していることにもなってしまいます。


また、雑菌と言ってもそれぞれ大切な役割をしています。人間を含めた自然界に生息している細菌です


から、雑菌ではなく、「自然菌」と表現することが適切ではないでしょうか?雑草にも一つひとつ名前があり


ますから、「自然草」が適した表現でしょう。名のある有名人以外の善良なる国民のことを、雑人などとい


われれば誰しも不快な思いをします。同じようなことではないでしょうか?


以上、引用終わり


まだまだ、私たちにとって生命は判らないことだらけですけど、体は全部知っているみたいです。


あまり、浅はかな知識で捻じ曲げない方がいいのかもしれませんね!