人間は「苦しい」とい 感覚で体を守っているのです。
痛いので壊れたことが分かり、治ろうとする働きが出て、痛みがあるのでそれ以上その方向には
動かせなくなり、痛みがあるために生活の変化を余儀なくされるし、痛むことで生きてこれたのです。
痛みがなければどうなるか?
壊れたことに気が付かず、治らず、腐って死にます。
つまり、痛みなどの苦しみは生きる能力なのです!!
だから、痛いという感覚は放っておけないようにできているのです。
例えばです。
長時間座っているとなんだか、立ちたくなってきます。
それでも座ってると体に痛みが出たり、しびれが出て、なおさら立ちたくなります。
そして、立つと楽になりますが、また座りたくなってくるのです。
なぜ、このようになるのか?
座りすぎても、立ちすぎても体が壊れるからです。
体は、ひとつのことをやり続けれないように出来ているということです。
そこに、辛いとか痛いとかしびれるとか不快な感覚を使っているのです。
それを無視してやり続ければ、さらに不快なことが起こってくるのです。
皆さんに起こる多くの不調というのは、この苦しみのサインを無視したことにより起こっていることが
ほとんどなのです。 最初に嫌だと思った時にやめれればよかったんです!
次に体に変化が起こったときに、それに気付き、やめれれば、そこで済んだのではないでしょうか?
さらに無視をするとどうなるか?
言うまでもないですね!
せっかく苦しみが出てくれているのに出ている症状だけを何とかしようとしてる方をよく見かけます。
例えば、使いすぎによる腰痛にシップを貼ることです。
当たり前じゃないかと言う声が聞こえてきそうですが・・・
実は、シップというのは鎮痛消炎剤といって血管を縮めて血流を減らし炎症を止めているだけなんです。
体は、炎症を起こすことによって血流をよくし、新陳代謝を高めて早く治そうとしているのです。
そこにシップを貼るということは炎症つまり痛みは止まるが治癒も鈍るということなんです。
話を戻します。
問題は痛むとか治るとかではなく、なぜそのようになったかです!
使いすぎに気付かなかったからではないでしょうか?
その嫌な感覚が出たときに止めれなかったので、体はその後始末をしてくれているだけなです。
その後始末でさえも、邪魔しようとするのですから、相当自分勝手なことですね。
自分で気付ける内は変われるんです!
苦しみの役割は体を治す働きであったり、変化を促したりすることなんです。
では、悪者扱いはやめて、今日からはうまく付き合ってあげてくださいね!
「苦しいのは生きてる証拠」
というお話でした!