「裡からの要求と体」 | 流れるまんま

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整体ナビゲーターゆにちゃんの日記

最近、子育て中のママさんとお話する機会が増えてきた。


その会話の中でよく出てくる話題について紹介してみます。


情報が溢れている昨今、いろいろな健康法を知ったり、実践されている方が


多いように思います。 その健康法をさらに効果的にするために、ひとつ気を


付けていただきたいポイントがあるのです。


それが今回のテーマ「裡(うち)からの要求と体」なんです!


例えばです。


みなさんは、体にいいものを食べればいい効果が得られると思っているようです。


では、実際にはどうでしょう?


体にいい食べ物には、とても気をつかわれているのに、どのように?と聞かれると


大体の方は、体にいいものだから機械的に食べているというように関心がないようです。


しかし、整体的な考え方ではむしろ食べるものより、そちらの方が重要だと考えます。


どういうことか?


食べ物は、体の中に入れさえすればいいと考えている方が多いようですが、人間の


体はそんな単純なものではございません。


体の要求あっての吸収なのです!


要求のない知識による食べ方は、無駄になるか、余分なものは更に減らす働きが起こ


るのでマイナスになることだってあります。


妊娠初期のすっぱいものを食べたくなるのもカルシウムが足らないから、それが無性に


食べたくなるのです。それを、体にいいのでという知識でフルーツを食べていると、摂りすぎ


になり、今度は多くなりすぎたカルシウムを捨てるために糖分、つまり甘いものが無性に食


べたくなり、食べ過ぎます。するとカルシウムが捨てられすぎて歯がボロボロになってしまう


こともあります。



話を戻します。


体は、その時々によって必要なものを「うまい」とか「ほしい」、逆に「もう、いらない」とか「おい


しくない」という方法で教えてくれているのです。


瞬間、瞬間に変わる環境に対して必要なものも変わっていくのです。


ということは、それに従うのがベストということではないでしょうか?



さらにこれを実生活に当ててみます。


「この子、野菜を全然食べないんです。」


「この子、少ししか食べないんです。」


必ずといっていいほど、みなさんが注目しているのは、食べてるものや物質的な量です。


ゆにちゃんは、その日の子供の顔のツヤ、行動、心の変動、要求などを見てるだけです。


大切なのは、決め付けずにその子がそれでバランスを取っていることに気付き、


見守ってやることです。やはり、言わなくても要求が起これば食べ物も食べ方も


変わります。その子の力で、選び取っていけるようにするのがその子を丈夫にすると


いうことではないでしょうか?


「では、お菓子についてはどうですか?」という質問がよくありますが、それはご自分で


「なぜ、お菓子が食べたい」というのかをその時その時の行動ではなく、要求の原因を


感じるようにしていただければ、対処法も自ずと変わってくると思います。



このような体の働きがあるということもお知りになり、


ご自分の実践されている健康法の参考にしていただければ幸いです。