妊活のその後、不妊治療の卒業🎓
去年(2023年)の秋から、第二子の不妊治療のために居住中の海外(英語圏)で病院に通い始めました。
第一子の時もなかなか妊娠しませんでしたが、日本で病院に通って人工授精(IUI: 子宮内人工受精)をして1回目で妊娠しました。
2人目の不妊治療開始前に夫婦で一通りの検査を受けましたが、今回も夫婦共に異常なしで原因不明という結果でした。(夫婦共、年齢は30代前半) 今回は、人工授精を4回試して妊娠に至らなかったので、体外受精を開始し、採卵2回目の移植1回目で何とか妊娠することができました。
不妊治療で大変だったことトップ3
・自己注射と服薬の副作用
こちらの国では、自宅で自己注射が基本なので、採卵前に3種類の注射を1週間ほど自分でしました。
3種類とも注射針は同じで短くて細いのに、なぜか毎回決まって痛みを感じる薬と、毎回痛みを感じない薬がありました。(同じ経験をされた方はいるでしょうか😅)
移植前後にも、プロゲステロン注射をしますが、プロゲステロンの針は縫い針🪡のような長さと太さだったので毎回恐怖で、しかもそれを妊娠9週目の終わりまで続ける必要がありました😩 おしりの右上か左上に注射を打つので、油性マーカーで大きな丸を描いておいて、その辺りを夫に爪を立ててつまんでもらうことで、痛みと恐怖を紛らわしていました😅 結構おすすめです💡
これは服薬のマイナートラブルだと思いますが、移植の数日前から飲み始める薬のうちの1つで、酷い副作用?が起こりました。2種類の薬を同時に飲んで10〜15分後に、しゃっくりかゲップが出た途端、喉に粉薬が広がったような違和感、薬が気管に入ったのか急に息が吸えない息苦しさ、その直後に喉が燃えるような痛みで、本気で救急車(この国では有料で高額)を呼ぼうか迷いました。
30秒ほど息が吸えず咳き込むことをできない状態が続き、その後も息苦しさと喉のひどい痛みが続きましたが、水をたくさん飲み、更に気休めにヨーグルトを少しずつ飲み込み、痛み止めを飲んだら痛みが和らいだので寝ることができました。
2種類の薬は同時に飲むことになっていたはずで、そのうちの1つは人工授精を試した時に何度も飲んだことがあるものだったので、もう1方の薬が原因かと思いますが、服薬で命の危険を感じるようなこんな酷い副作用が起こったのは初めてでした![]()
・経済的負担
治療費も薬代も、保険でかなりカバーされますが、それでも通院するたびに出費はかさみます。
この国では、受精卵の染色体検査をすることが一般的なようですが、高額かつ保険の対象外です。私たちの場合、この検査に$3000(現地感覚で約30万円)かかりました。
私たちは、医者と看護師に着床前の染色体検査を希望しないことを何度か伝えていました。理由は、予算オーバーだし、その時に凍結できた受精卵が1つだけで、それがグレード良好なものだったので、ただそれを移植してくれたら良いと思ったからです。
しかし、信じらないことに受精卵を凍結している医療機関から「既に受精卵の細胞を採取してある状態で、あとは検査に出すだけだから、今の時点で$700(現地感覚で約7万円)かかる」と言われました![]()
大分モヤモヤして訴訟することも頭をよぎりましたが、勝手に検査を進めるくらい、この国では着床前の染色体検査が一般的なのだと理解することにして、結局は検査代を全額払って結果を聞くことにしました。
この検査は、流産を防ぐことが主な目的で、胎児の染色体異常を心配しなくて良いという利点はあります。高額でしたが、ちょうどその頃、同世代の知人2人が初期流産をしてしまったこともあったので、この検査をしたおかげで私は妊娠初期に少し出血してたり、腹痛があったりしても、過剰に不安にならずに過ごせたのは良かったと思います。
・通院の頻度(通院と仕事と子育ての両立)
頻繁な通院は、不妊治療をされている皆さんが苦労していることで、仕事との両立が難しい方が多いと思います。
私は、フレックス制のリモートでパートの仕事をしているので仕事と両立できましたが、こんなに頻繁に通院するのか。。。と何度も思いました。
子供は9時から15時まで小学校に通っているので、通院時間と子供の送迎が被ることは少なく、また夫も週の半分以上はリモート勤務、そして義父母と同居しているので、通院時間と子供の送迎が被る時は家族の誰かに頼める環境でした。
そのような環境が揃っていなかったら、第二子のために不妊治療の通院をすることはとても困難だっただろうなと想像しています。
ここまでお読みくださりありがとうございます。
その内、面倒くさがりの私が個人的に不妊治療のためにして良かったことも書こうと思います![]()