私が社会人になった頃、ちょっと不思議な現象に気がついたことがあります。


ウィンドーショッピングでいろんなお店を回っていた時、誰も入っていないお店や店先のワゴンにふと足を止めて見ていると、どこからともなく人が現れて、割り込んで来たり、気がつくと周りに人が集まって人だかりになっていったりする。


そして、私がお店を出る時にはすっかり賑わっていて、一体あの静けさは何だったんだろう?と不思議に思うほどの繁盛ぶりになっていることが多かったのです。


似たようなことは仕事でも起きていました。


私はこれまで、仕事はほとんどサービス業に携わって来ました。

落ち着いたお店(静かであまり忙しそうにない)を選んできたはずなのに(笑)、なぜかいつも静かだったお店が、大繁盛になり過去最高の売上を記録したり、人の出入りが急に増えて栄えていく…

そんな経験をたくさんしてきました。


逆に、私がお店を辞めてしばらくすると、そのお店が無くなるとか、会社ごと消えてしまうことも少なくなかったです。


ある時、こうした現象はもしかしたら「遺伝的な何か」が関係しているのかも…と思うようになりました。

というのも、私の母もそういった経験が多く、祖母もそうだったと聞いていたからです。


ここまでの話だと

「それはただの偶然でしょ?」

「思い過ごしだよ!」

「はい、はい、自慢話ですか?」

そんな風に思われるかもしれない。


でも、自分の中ではただの気のせいとは思えなくて。

そこにはいつも一定の法則のようなものを感じていたからです。

大袈裟に聞こえるかもしれないけど、「エネルギーの流れ」の様なものを。


「商売の神様でもついてくれているのかなぁ?」

なんて思っていた頃、地元で有名な、紹介しか受け付けない占い師の方に視ていただいたことがありました。


その方に、「あなたは普通なら商売は向いてないと言われるかもしれないけど、特に高額なものを販売するには凄く良いですよ!」と言われたことがあります。


占いの常套句だったのかもしれないけれど、あまり一般的なパターンに当てはまらない読み方のようだったので印象に残っています。


こうして振り返ってみると、人には確かに目に見えない「何かの力」が働いていて、それがエネルギーの流れや現象として現れる事があるのではないかなって思います。


そして、もしもその目に見えない力を上手く活かすことができたら、もっといろんな可能性が広がって行くかもしれないですね。


これはあくまで私の体験談ですが、振り返ってみるとやっぱり不思議で面白いなぁと思うのです。