今日は講座のあと、
ストリートライブにかけつけ、
直射日光を浴びながら演奏をしました
この暑さ、やはり午後からの人出は少なかったのですが
午前中に相方がソロでがんばってくれたのと
執事の働きかけのおかげで
目標額近くまで支援金をお預かりすることができました!
みなさま、本当にありがとうございます。
特に商店街のみなさま、
長谷川楽器の社長さま、
また、相方のお弟子さんなど
多額の支援をしてくださった方々には、
あちらに行ってきたことの記録を
見ていただきたいなと感じました。
実は、書こうか書くまいか迷いながら
やっぱり書いてしまえと、思います。
このお話はだいぶ前から決まっていたことでした。
わたしたちユニットはユニット単位だけで
チャリティーコンサートを何度も開いており、
義援金は数十万にのぼります。
もちろん復興にはお金だけではダメなことは承知しておりますが・・・
お互い仕事を持っているとはいえ
音楽の仕事で食べていけるほど
世間は甘くありません
特に男性であり家庭がある相方はわたしよりも
もっと痛感していることでしょう。
演奏のギャラのラインは、あるようで、まったくないのと同じです。
必要とする側が決めるからです。
もちろん必要とされなければお仕事もありません。
何を言いたいのかといえば、
演奏家は一部を除いてみんなビンボーだということです
ビンボーに見えないというのなら
それは芸術家のオーラをまとっているからですw
入るより経費で出て行くほうが多いくらいです・・・
まぁオカリナはまだほとんどメンテナンスのいらない楽器ですから。。
和楽器は本当に大変ですよ・・・
ということを踏まえつつ、
わたしたちはビンボーユニットなりに
チャリティーで預けて下さった義援金は一円残らずネコババせず
日赤にそのままお渡ししてきました。
チャリティーコンサートをするというのは、
演奏をするだけではありません。
その前準備段階から、必要経費は様々に
目に見えないところでかかっているのです。
移動のガソリン代から、衣装代、和服のクリーニング代
そして、曲を作るのに費やす時間というお金。
練習して曲を仕上げる時間。
でも、わたしたちには、そのくらいしかできることがないと思っていたから、
がんばりました。
それはそれは、がんばってがんばって
がんばりました。
自分でも自分をも
相方もほめたいくらいです。
それよりずっと、被災地の方々ががんばっているのを思えば
なんともありませんでした。
そこへ、今回の出前演奏のお話が飛び込んできました。
わたしが東北出身ということを知ってか知らずか、
これは運命なのかな・・・?と思いました。
ただ、わたしたちはチャリティーも継続しているし
講座も、各々に個人レッスンも、また他の演奏のお仕事も詰まっていたので
スケジュールを空けるのが非常に難しかったのです。
そのため、お互い悩み考え、
講座をずらしたり仕事を減らしたりして、日程を空けました。
基本的にボランティア演奏であることは承知しておりましたし
また、それ以外に考えられませんでした。
けれども、移動費は(車に限る)、そのイベント会社持ちということで
承諾したお話だったのです。
しかしイベント会社は、企業にスポンサーを募る、日赤に許可をもらった、斡旋を受けた
などという甘言をメールで送ってきていましたが
言葉の端々に、ある種の胡散臭さを感じました。
気のいい相方は信じていたようですが
わたしはすぐに気がついて
こ、れ、は、お、か、し、い!!!
ということで、わたしはそういう企画を会社で通したのなら
企画書を見せて下さい、
スポンサーの会社を教えて下さい、
日赤の担当の方を紹介してください、
と詰め寄りましたwww
すると、交通費などに関するスポンサーはまったく集まっておらず
企画書もデタラメでいい加減な詐欺ととられてもおかしくない内容・・・
日赤から斡旋を受けた話はまったくのうそ。
でも、これからスポンサーを募って必ず交通費は出すのでお願いしますと言うわけで。。
わたしはブチ切れ寸前でしたが
相方がぽわんとしていたので、まぁまぁまぁまぁ、ということで
怒りをおさえて、こんなこともあるよ。。。とあきらめました。
お金のことではないのです。
うそをつかれたことに腹が立ったのです。
集まっていないのなら、言ってくれたらいくらでもわたしたちで行動しました。
企画書もきちんとした様式のを書いて
企業に持っていくこともできました。
それなのに!!!!!
それでも、わたしたちは行くと決めてしまっていたので
まったく費用が出なくても大丈夫なように
わたしはレッスン室に行くたびに
千円を貯金しはじめました。
正直いって、帰るバス代にも困る日もありましたが
行けば必ず千円を封筒に入れて、貯金しました。
しかし、行く寸前になっても、
詳細な情報をくれないばかりか、
お金がだせませ~~ん
ちょっと待ってもらえませんか。。
まぁ、やっぱりそうきたか、と思いましたが
わたしたちの貯金を合わせても、
生徒さんからいただいた支援金を合計しても足りないものは足りません。。。
うーむ・・・
うーむ・・・・・・・・
まぁ、わたしががんばって貯金する!!!!!
と、
今度は2千円ずつ貯金することにしました。
すると今度は
「ちょっといけなくなりました~~
日程ずらしてください~~」
と相方にメールが。
わたしは知らなかったのですが(わたしはメール交換していないので)
さすがに、わたしがコツコツ貯金したり
仕事をずらしたり
色々準備をしていたのをしっていた相方は
仕事関係で怒ったことは今まで見たことありませんが
(わたしに切れたことはありますww)
派手に噴火したようです
わたしはけんかは大得意ですけれどww
どこでもけんかしてますけどwww
相方は怒ったら黙るほうです。
なので、このときはかなりきれたんでしょう・・・
何て書いたかは、自分のことじゃないので
言えませんけれど
うわ~そこまで言ったか!!
っていう感じのことでした。
今回の路上ライブにはこんななが~~いいきさつがありました。
長谷川楽器の社長さまは、
「われわれ仕事しとっても、本当に色々ありますから、
よーくわかります!」
と言って下さって
わたしは涙が出そうになりました。
今回のライブは、要するに
「クレクレライブ」です。
そういうことに、快く商店街のみなさまにご協力いただいたことを
本当に感謝しています。
このご恩はきっとお返しいたします。
そして、暑い中
足をとめて聞いてくださった方々、
ありがとうございます。
執事さまもありがとうございました。
書いてよかったのか悪かったのか
わからないけれど、
まずいことがあったら
あとで消しますw
あーすっきりした。
それでは行って来ます。
今日の夜中に出発です!
少し寝ようと思っていたけれど眠れないや
あ、このブログの題名は
わたしの中の迷いです。
このようにして、みなさまに助けていただいて
生徒さんたちにも迷惑をかけて
相方の大変な疲労をも承知で出前演奏に行く意味、があるのか、ということ。
本当に楽しんでいただけるのか、
もしかしたら迷惑ではないのか、
まだそんな時期ではないんじゃないのか、
そんな自問自答です。
でも意味はある、と思いたいのです。
自己満足とか、偽善と思われても
わたしが、行きたいから、行く。
そして、確かめたいから、行く。
そこで、いったい何が起きたのか
この目でみて、きいて、
できることならば
誰かの心のほんの少しの慰めや
明るい心のきっかけになれれば、と思います。
一緒に、何かを感じたいのです。