ポーの一族/大阪三日目観劇レポ | 沖田峯子 人生をクリエイトする。

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日々思うこと、創作のこと、大好きな映画鑑賞などなど好きなことだけを自由に書き綴っています。

★少しネタバレあり。

 


千葉沼に落ちて一年。

 

 

ついに待ち焦がれた生千葉を拝む機会が来ました!

 

しかも大好きな演劇!

 

しかもしかも萩尾望都先生の作品!!

 

トーマの心臓が大好きで、高校時代、セリフもシーンも丸憶えで生徒会のみんなとトーマの心臓ごっこをしてましたラブ

 

セリフが美しい!世界観が美しい!

 

あの幻想的な世界がミュージカルで観れるなんてキラキラ

 

こんな時期に顰蹙ですがショボーン、この一年間、休日は家で過ごし、大晦日、お正月も一人で過ごし、黙々と自粛して来ました。名古屋追加公演が始めから発表されていれば大阪に遠出することはなかったのですが、緊急事態宣言が出る数時間前にマスクとマスク予備とウェットティッシュ持参して万全のソーシャルディタンスを心掛けて参戦して来ました。

 

 

 

ついに来ました梅田芸術劇場。

 

 

 

席は前から13列目少し下手側。

 

めちゃくちゃ近かった!肉眼で皆さんのお顔や表情が拝見できるほどの近さ^^

 私の人生で千葉くんにもっとも近づいたであろう最短距離ラブ

 

ありがとう。千葉ファンクラブ先行チケット!ハートラブ

 

FC結成初日に入会しただけあるグーようやく毎月貢いできた恩恵を受けることが出来ましたラブラブ

 

会社のヅカファンのお姉様から、オペラ必須パー❗️と、半ば強引にオペラグラスを押し付けられた(嘘です、優しく貸して下さいました)のですが覗くと丸い円の中にに千葉くんを収めるまでに時間がかかり、見つけられず彷徨う💦その間は芝居に集中できないという悪循環💦私にはオペラは向いていないようえーんなのであまり使いませんでした。

 

ちなみに出来るだけ先入観なく舞台を愉しみたかったので原作未読(お恥ずかしながらポーは読んだことなかったのです💦)、ネタバレ記事も避けたままの観劇です。

 

これは私の見方なんですが、推しが出ているとはいえ推しだけを追いかけひいき目で観るのではなく作品を客観的視線で楽しみたいのです。よく、物語についていけないと嫌なので原作を予習しとくという話も聞きますが私的には??疑問です。

作品は初見の人が見ても楽しめるものでなければならない。分かりづらかった、理解できなかった場合、それは何故だろうと考えるのも好き。あえて説明しなかったのかもしれないし、視覚聴覚で感じさせたかったのかもしれない。

とくに演劇は映画と違い、常にパノラマです。どこにヒントが落ちているかも分からない一枚の絵画のような創作世界です。なので、一人の役者を追いかけているのでは物語は把握できない。演出家は常に観客の視線を想像し、登場人物を動かし、ハッと目が行くところにメッセージをちりばめている。それを直感的に察知するのも楽しいし、あえてスポットの当たっていないところを探るのも楽しい。なので!舞台は役者の力量が試されてしまうんですよね!パワーのない役者では薄っぺらくなってしまう!観客の心は動かせない!映像と違って、360度観客に見られてしまうんですから!容姿端麗だけでは舞台に存在感を示すことはできない。それが演劇の面白さであり、奥深いところですね!

 

前置きが長くなりました。

 

緞帳に映し出されたタイトルとバラの装飾。それだけでも期待が高まります。生オーケストラの指揮が切られた時、ゾクゾクと心臓が高鳴りました。明かりが暗くなり、そこに非日常的な世界がありました。

 

私の大好きなゴシックの世界ピンクハートピンクハート

 

この3時間、まるで異世界にいるようでした。息を呑むのも惜しいくらい、一切緊張が途切れることなく見入ることが出来ました。

 

ほんとうに素晴らしかったです!!赤薔薇

 

 

初ミュージカル出演ということで最初は母親のような(笑)ハラハラとした気持ちで観ていましたが、ばーちーは間違いなくアランとしてその世界に存在していました。生意気で、少しひんまがった純粋な14歳の少年として生きていました。主役のエドガー・明日海さんと並ぶ姿も美しく、バランスも良く、少年二人がじゃれ合うように出会い、運命に導かれ、永遠に続く時の旅路に引きずり込まれていく。

 

願わくば、ラストからの先を3時間見たかった!!

 

あと、あとパー

 

一つ言うとすれば、もう少し苦しくなりたかったゲラゲラ悲運を背負ったエドガーの孤独や何故自分は生きているのかという悲しさをもっともっと感じたかった。メリーベルが本当にかわいかったから二人の別れの描写が物足りなかったというか、最初と中盤のメリーベルの水車の歌とか……すごく良くて、「ああ、このあと兄妹にはつらい別れがあるのね」と予測させてめちゃくちゃ泣けたけど、そのわりにあっさりだったから。

 

あとシーラの最初の登場シーンもすごく良かった。あの歌は泣けました。だからこそ、もう少しエドガーの初恋の思いとかに共感して苦しくなりたかったwww

 

 

あー。でも、ほんと良かった。いい舞台だった。

 

 

アメブロ文字制限あるのでこのへんで💦

 

 

私が観た回は公演三日目なんですが、1回目のカーテンコールで出て来たばーちーの間が面白かったので漫画にした。

 

 

 

 

三度目のカーテンコールで出て来た明日海さんとばーちーのほわっとした会話が良かったなーお二人、実際は2歳くらいしか違わないのよねゲラゲラなのに明日海さんに嘘つかれて「ぎえっ」ってなってるばーちーのやりとりがツボすぎる。

 

ばーちーはなに? 本当にポーの一族なんじゃないの?歳とらないの?

 

素晴らしい出演者に恵まれ、素晴らしい板に立てて、なにからなにまでツイてる千葉くんルンルン

 

ぜひぜひ、ひと公演も中止にならず最後まで駆け抜けて下さいますように。

 

 

舞台の旅(時間の旅)を続けたばーちーのお芝居が千秋楽までにどう変わっていくのか。それも演劇のだいご味ですハートハート

 

名古屋大千秋楽で待ってますラブ赤薔薇左矢印チケット取りました!