遺伝子の研究者である主人公は、医学に役立てるために、あらゆる生物の遺伝子組換えの研究をしている。
研究を続けた結果、最強の遺伝子を作り出す。
その遺伝子を人間のDNAと受精させることで、難病を直すたんぱく質を作れることを導き出す。
が、人体実験は犯罪。
主人公は研究者たちには隠して、秘密の実験を始める…。
なんか、息をするのも忘れるくらいに見入ってしまった。
怖いもの観たさってやつ…。
やっぱり、こういう心理が人間のなかにあるってことなんだろうなあ。
結果的に悲しかった。
それは、自分と同じ種族だからおもうのか…?
いや。それは、他の動物でも同じだ。
命あるものを、自分の思い通りになんて出来ない…。
私たちは、見えないところでどれだけの命が犠牲になっているかを知らない。
私たちが便利になればなるほど、健康になればなるほど、犠牲は増えているのだろう…。
私が前に飼っていたウサギのお墓があるお寺に、動物実験で亡くなった動物たちのお墓が建っている。
ネットで知った事実だけど、目薬の実験で、ウサギの目を機械で開いたままにし、数分ごとに目薬を挿して目に異常が出ないかの実験を行っていたらしい…。
動物たちは、人間しだいで不幸にも幸せにもなる…。
人間は神じゃないのにね。
悲しい映画でした。